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会長挨拶

会長 山本 雅一

第54回日本腹部救急医学総会
会長山本 雅一
東京女子医科大学 消化器・一般外科

この度、来る2018年3月8日(木)・9日(金)の2日間、京王プラザホテルにおいて第54回日本腹部救急医学会総会を開催させていただくことと相成りました。

日本腹部救急医学会は腹部救急疾患の診療向上を目的に1983年、消化器外科医を中心に設立されました。本学会はこれまで急性胆道炎、急性腹症、急性膵炎のガイドライン作成にも関わっており、日本の腹部救急疾患の診断治療に大きく貢献しております。

これまで腹部救急疾患は一般外科医の手に委ねられておりましたが、現在の画像診断、IVR,内視鏡的なアプローチ、さらには鏡視下手術の進歩に伴って専門分野横断的な討論が必要となってまいりました。ICUを管理する集中治療医のみならず内科医、放射線医、外科医など幅広い分野の医師が一同に会し討論する場があることは、これから腹部救急を学ぶ医師にとって大変魅力的であります。現在、会員数は徐々に増加し、5,000名余を数え、総会には800演題を超える発表が行われ、2,000名余りが参加しております。

本学会の基本理念は次世代を担う「若手の登竜門」であり、この理念は歴代会長により引き継がれて参りました。本学会はさらに救急を担う若手医師養成を目的に認定医制度を発足させ、第52回総会よりカリキュラムが編まれ、第53回総会終了後、はじめての認定医が誕生いたします。

第54回総会では「千鍛万錬」をテーマといたしました。“千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす。”宮本武蔵が五輪書に書いた言葉で、日ごろの訓練や繰り返しの努力の重要性を表しております。これからの腹部救急を担う若い医師たちに、総会を通してメッセージを送りたいと思っております。

多くの皆様の参加をお待ちしております。

IVR* (Interventional Radiology):画像診断に用いる技術を応用し、非開頭、非開胸、非開腹的に治療をおこなうもので低侵襲治療のひとつである。IVRは手術であり、血管系IVRと非血管系IVRの二つに分けられる。(外保連手術試案第7版p35)