第45回日本臨床バイオメカニクス学会 会長　島田　洋一 秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻機能展開医学系　整形外科学講座　教授

来る2018年11月16日（金）・17日（土）の2日間にわたり、第45回日本臨床バイオメカニクス学会を秋田アトリオンにおいて開催させていただきます。

本学術集会のテーマはバイオメカニクス最前線2018であり、工学系と医学系の融合によりもたらされた最新の知見を網羅することで、次世代の展開に大きく貢献できるようにとの考えに基づきます。超高齢社会を迎え運動器疾患は我が国の行く末を担う重要なものとなっています。さらに、スポーツ障害は若年からの予防、競技レベルに応じた対応が求められます。これらの発展のためにはバイオメカニクス研究による裏付けが必須であり、本学会の意義は極めて大きいと言えます。

第45回日本臨床バイオメカニクス学会 会長　巖見　武裕 秋田大学大学院理工学研究科 システムデザイン工学専攻 機械工学コース　教授

伝統ある臨床バイオメカニクス学会の第45回学術集会を、島田洋一教授とともに秋田の地で開催できますことを、大変光栄に存じております。

私が臨床バイオメカニクスの分野で研究を始めたきっかけは、当時秋田大学機械工学科に在籍されていた大日方五郎教授のもとで、学位研究としてFES歩行の分析を行ったことでした。のちに私も秋田大学へ移り、島田教授とともに臨床に近いバイオメカニクス最前線の場で、オリジナルの筋骨格モデルを用いた解析やリハビリロボットなどの研究を続けております。11月の秋田は実りの秋を迎えます。学会と共に、晩秋の秋田で様々な風情を楽しんで頂けましたら幸いです。