この度、第4回臨床高血圧フォーラムを主宰させて頂きますことを大変光栄に存じます。本フォーラムでは、高血圧の臨床に携わる医療従事者が、日々の診療で得た成果を発表し、討論がなされることを願って「臨床最前線からの情報発信」をテーマと致しました。
本フォーラムのプログラムでは、特別講演として、50年を超える歴史を有し、日本の疫学研究をリードする久山町研究から得られた数多くの成果について九州大学の清原裕先生にお話し頂く予定です。また特別企画として「減塩サミット2015in福岡」を開催し、市民の皆さんともども減塩の意義を学んで頂くとともに、減塩食品の試食、減塩屋台の食べ歩きなどを楽しんで頂きたいと思います。
さらに、平成27年度より本学会と日本循環器病予防学会の連携により創設される「高血圧・循環器病予防療養指導士」とそれに伴う高血圧学会準会員制度を紹介するセッションを設けるとともに、コメディカルの皆さんを対象とした企画を多く準備致し、保健師、管理栄養士、薬剤師、運動療法士など高血圧のチーム医療に携わる多くの皆さんが参加して下さる会となるよう工夫したいと思っています。
発刊から1年が経過したJSH2014の検証、高血圧の診断や治療に関するシンポジウム、治療法の選択に関するディベートなど参加者に興味を持って頂けるテーマを設けるとともに、臨床の現場からの情報発信の場としての一般演題、ポスターセッションも充実させたいと考えています。
博多祇園山笠を間近に控えた初夏の福岡は、活気に満ちており、スポーツ、観光、グルメなど学会以外にも楽しんで頂ける文化がたくさんあります。是非、全国から一人でも多くの皆様にご参加頂き、会を盛り上げて下さいますようご協力をお願いしたいと存じます。皆様と博多でお会いできますことを楽しみに致しております。 |