第71回日本産科婦人科学会学術講演会

The 71st Annual Congress of the Japan Society of Obstetrics and Gynecology

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会長ご挨拶

吉川 史隆
第71回日本産科婦人科学会学術講演会
学術集会長 吉川 史隆
名古屋大学大学院医学系研究科産婦人科学

2019 年4月11日(木)より14日(日)まで名古屋国際会議場において第71回日本産科婦人科学会学術講演会を開催いたします。このような機会を与えていただき理事長をはじめ、役員、会員の皆様に心より感謝申し上げます。名古屋の地で開催されるのは24 年ぶりで、今回が3 回目となります。昭和42 年(1967年)に故石塚直隆先生が第19 回を、平成7 年(1995 年)には第47 回を友田豊先生が開催されました。いずれの時期も日本医学会総会が名古屋で開催されています。会場が駅と直結しておりませんが、皆様が参加しやすいように名古屋駅からはシャトルバスを運行させる予定です。

第19回では私はまだ小学生でしたが、第47回の時には担当校として学術講演会の運営に携わらせていただきました。当時と比べると学術講演会は大きく変貌を遂げています。まず参加人数は4,500人から7,500~8,000人となっており、予算規模も2 倍以上に膨らんできております。内容も各施設からの学術的演題がほとんどでしたが、現在では専攻医教育プログラムや生涯研修プログラムなど、臨床的な教育プログラムが数多くを占めております。また、グローバル化しており日独,AOFOG,International セッションもあり、国内からの演題も英語で数多く発表されています。結果として国内演題の約1/3が英語での発表です。シンポジウムは学術講演会の華として最も重要視されてきました。第47回当時のシンポジウムは1課題だけでしたが、一時は4課題まで増え、現在は2課題となっています。聴衆の興味が基礎的研究から臨床的(教育的)な演題にシフトしてきていますが、若い産婦人科医師には是非シンポジウムに参加していただきたいと思います。基礎的な研究は重要で、そのロジックのうえで臨床研究はなりたちます。若い医師へのメッセージを込めて、本学術講演会のメインテーマを「真理の追究」とさせていただきました。
Experience-based Medicineではなく、その臨床経験の本質である真理を解明して未来の医療を考えていただきたいと思います。

一般講演はポスター発表となりますが、レフェリー3人による採点で高得点となった上位10%は口頭発表ができます。JSOG Congress Awardや優秀日本語演題賞、Congress Encouragement Awardなど若手医師のモチベーションアップにつながる工夫がなされています。

学術講演会では学問だけでなく日頃会えない人との旧交をあたためる機会でもあります。名古屋の地にはご当地グルメも数多くあります。懇親会だけでなく、毎日品を変えておもてなしできるようにご当地のグルメを準備いたしました。

会員の皆様には名古屋で開催される久しぶりの学術講演会でもありますので、気軽にご参加いただければ幸甚です。

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