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第23回日本腹膜透析医学会 学術集会・総会
大会長 田村 雅仁
産業医科大学病院 腎センター 教授 |
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この度、第23回日本腹膜透析医学会学術集会・総会を福岡県北九州市に於きまして開催する運びとなりました。
腹膜透析は末期腎不全患者の三大治療法のひとつとして、血液透析・腎移植とともに行われている治療法です。腹膜透析は在宅療法として優れているため、末期腎不全で苦悩する方々の社会復帰を手助けするのみならず、患者が自らの家庭や社会での役割を再び果たすことができるようになり、本来の自分を取り戻し生きる希望を与えられることも少なくありません。さらに、高齢の透析患者におきましても、腹膜透析により住み慣れた我が家で晩年を穏やかに過ごすことができる、大変優れた治療法です。
本大会では、腹膜透析のさらなる普及のため今後解決すべき諸問題を、様々なレベルで総合的に検討する機会としたいと考えています。奇しくも本大会のポスターにございます門司港三井倶楽部は、大正11年にAlbert Einstein博士が宿泊されたところです。この門司港三井倶楽部がある門司港レトロ地区のみならず、北九州市と近郊には風光明媚な観光地や、九州ならではの海の幸・山の幸も数多くあります。また、小倉は福岡空港と北九州空港、および新幹線により全国各地からのアクセスがとても便利です。博士の「Learn from yesterday, Live for today, Hope for tomorrow」というお言葉のもと、先人が築き上げてきた腹膜透析を未来に向けてさらに飛躍させることができるよう皆様の御参集をお待ちしております。 |
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