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大会長挨拶

第36回日本義肢装具学会学術大会
大会長 芳賀 信彦
東京大学大学院医学系研究科
リハビリテーション医学分野 教授

大会長 芳賀 信彦

全世界で新型コロナウイルス感染症が広がり、その収束が見込めない状況です。罹患された方々の回復をお祈りするとともに、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。日本義肢装具学会会員の皆様におかれましても、様々な対応に追われていることと思います。春に予定されていた多くの学会が中止・延期・開催形式変更になる中で、本学術大会に関するお問い合わせも頂いています。第36回日本義肢装具学会学術大会は2020年10月31日(土)、11月1日(日)の2日間、東京都文京区の東京大学本郷キャンパスで開催させていただくことを予定し、準備を進めてきました。しかし新型コロナウイルスの影響が看過できない状況から、予定していた主会場である安田講堂を用いた対面開催と、その内容のライブ配信および事前にアップロードされた発表データを用いたWEB開催をあわせたハイブリッド学術大会として開催形式に変更していました。しかし9月に入り東京大学より安田講堂への学外者の入場を許可しない方針が明示されたため、9月25日に開催された日本義肢装具学会理事会で許可を頂き、同じ本郷キャンパス内にある伊藤国際学術研究センターを用いた対面開催とWEB開催とのハイブリッドに最終的に変更させて頂きました。これに伴い対面でご参加いただける人数がかなり絞られる結果になりますが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。本会が東京大学で開催されるのは、第10回学術大会を加倉井周一先生が主催されて以来になります。伝統ある本会を主催いたしますのは、私ども東京大学リハビリテーション医学教室と附属病院リハビリテーション部門にとって大変名誉なことであり、関係者に心から感謝申し上げます。

本学術大会のテーマを 「先人に学ぶ、達人に学ぶ、科学に学ぶ」 としました。義肢装具の発展に寄与した先人の偉業を振り返りながら、現代のエキスパート、そして最先端の科学技術から多くのことを学ぶことで、未来の義肢装具診療をじっくりと考える機会にしたいと思います。私は2018年11月に日本義肢装具学会の理事長に就任してから、本学会の今後のあり方、また学術大会の意義について考えてきました。本学会としては、従来の「義肢」と「装具」という狭い枠にとらわれずに、関連する領域の課題も含めて学術的に扱うべきと考えています。またこのためには、関連する団体との連携も必要です。学術大会においてもこの点を意識して、企画を考えていく予定です。また本学会ではこの数年、卒後教育の充実に力を入れています。学術大会でも会員の卒後教育に資するような内容を多く含めますが、学生を含む若手も興味を持つような内容を意識しています。これは将来の日本の義肢装具の診療や研究を担う若者を、是非学会として育てたいと考えているからです。

教室、同門等の関係者一同、全力で企画・運営に当たっていく所存ですので、一人でも多くの方にご参加頂ければ幸いです。参加登録は全てWEB上で行っており、9月30日までは割引きがあります。例年とは異なる開催形式ですが、参加者にご満足いただける内容を準備していますので、是非ご参加ください。