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第52回日本側彎症学会学術集会

会長挨拶

  • 第52回日本側彎症学会学術集会
  • 会長 種市 洋
  • 獨協医科大学医学部医学科整形外科 主任教授
会長:種市 洋 写真

このたび、第52回日本側彎症学会学術集会を、来る2018年11月2日(金)〜3日(土)に「不易流行」をテーマとして、東京コンファレンスセンター・品川(東京都)において開催する運びとなりました。

従来、脊柱側弯症は小児期における運動器疾患の代表的なものでありましたが、社会の高齢化に伴い、いわゆる「腰曲がり」に代表される成人脊柱変形は増加の一途を辿っております。このため少子高齢化の時代ですが脊柱変形患者の総数は増え続け、その適切な対応はわが国の医療上、社会上の大きな課題であります。

「不易流行(ふえきりゅうこう)」とはいつまでも変化しない本質的なものの中にも新しさを取り入れて変化していくという芭蕉の俳諧理念であります。脊柱変形の治療はバランスのとれた生理的脊柱配列を再建するという不変の本質に基づいて行われるべきであります。これを達成するために脊柱変形治療はめざましい発展を遂げてきました。この発展はその時々において革新的な技術を柔軟に取り入れる一方、厳しく評価・検証し、改善してきたからこそ成し得たものです。この点においてこの50余年にわたる本学会の果たしてきた役割はきわめて大きなものであります。本学術集会では、次の半世紀のさらなる脊柱変形治療の発展に貢献しうる実りある討論の場を提供したいと考えております。

会場である東京コンファレンスセンター・品川は、JR品川駅から徒歩2分、羽田空港国内線ターミナル駅から京浜急行で最速14分とアクセスが大変便利です。全国の皆様からのご参加と演題応募をお待ちしております。