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会長挨拶

第139回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会

会長 根尾 昌志

大阪医科薬科大学 生体管理再建医学講座
整形外科学教室 教授

第139回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会を主催させて頂くこと、教室員一同、誠に光栄に存じます。
本学術集会のテーマは「整形外科に新時代のメスを入れる」といたしました。
近年、社会の様々な場面でパラダイムシフトが起こり、コロナ禍がそれを加速させています。医学の分野では、AIや再生医療、ロボット、遠隔医療などの新しい技術が整形外科の範疇に入って参りました。社会的には、医師の働き方改革や男女共同参画が推進されています。整形外科医も新時代に合わせて否応なく変わって行かねばなりません。一方、近年世界における日本の存在感は地盤沈下が進んでおり、整形外科学もその例外ではありません。これを食い止めるために、我々はこれまで以上にオリジナリティーのある、インパクトの強い仕事を発信して行くことが必要です。「新時代を受け入れるだけでなく、能動的に新時代を切り拓いて行く」それがこのテーマに込めた思いです。
基調講演は、Society 5.0を提唱された東北大学名誉教授の原山優子先生に「明日を共にデザインする」と題して近未来の社会についてお話しいただきます。
特別講演1は「新世界に挑む」と題して、大阪医科薬科大学名誉教授 木下光雄先生に「足の外科に挑む」、関西医科大学リハビリテーション学部学部長 飯田寛和先生に「股関節外科に挑む」をお願いいたしました。お二方とも、ご自分のsubspecialty領域を途中で変更され、新しい世界を切り拓いて行かれました。特別講演2は「新時代開拓の経験 ―医工連携を通して―」として、国立循環器病研究センター名誉所員 妙中義之先生に人工心臓開発の経験から「医療機器の研究と開発から実用化へ」、京都大学名誉教授 中村孝志先生に人工骨開発の経験から「整形外科バイオマテリアルの開発」をご講演いただきます。どちらの特別講演も、これから新時代を切り拓いて行く若手の先生にとって大いに参考になると思います。
さらに「新教授が新時代を拓く」という企画も用意いたしました。2019年から2021年にかけて中部整災に所属する大学の整形外科主任教授に就任された先生方にご講演いただきます。コロナ禍によってface to faceで人と会う機会が激減しており、新教授の素顔が見えにくくなっています。これからの日本の整形外科を担っていかれる8人の新教授の先生方に、アカデミックな話だけではなく、ご自分のプロフィールや業績、今取り組んでいること・考えていること、将来の夢など若手に伝えたいことをお話しいただきます。それぞれの教授の個性を反映したワクワクするような講演タイトルが並んでおりますので、是非プログラムをご覧ください。
3年ぶりの「現地開催のみ」の中部整災です。Face to faceの議論を楽しみながら学会を盛り上げていただければ幸いです。

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