JACR
市民公開講座
HOME
新着情報
よくある質問
会長挨拶
学会概要(オンライン学術集会)
オンライン学術集会について
プログラム
共催セミナー
採択演題一覧
指定演題登録
発表スライド登録
座長・演者の皆様へ
単位取得にていて
企業の皆様へ
宿泊のご案内
リンク
Asia PRevent
第26回日本心臓リハビリテーション学会学術集会-オンライン学術集会-
 
  第26回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
会長 筒井 裕之
九州大学大学院循環器内科学 教授
 
 第26回日本心臓リハビリテーション学会学術集会は2020年7月18日(土)・19日(日)の2日間、福岡市の福岡国際会議場・福岡サンパレス・福岡国際センターにて開催する予定で準備を進めて参りましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響をふまえ、参加者の皆様の安全と感染拡大防止を考慮して現地での開催を見送り、web会議システムを用いたオンライン学術集会として開催させていただくこととなりました。

 現在、高血圧・脂質異常症・糖尿病・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病、さらに脳卒中や冠動脈疾患、不整脈、弁膜症、心不全、肺高血圧を含む循環器病は、超高齢社会の到来とともに国民の生命および健康にとってますます重大な問題となりつつあります。この現状を背景として、2018年12月には「脳卒中・循環器病対策基本法」が成立、2019年12月より施行されました。日本心臓リハビリ―テーション学会は本基本法成立を全面的に支持し成立に協力をしてまいりました。本基本法のもと、生活習慣病から循環器病の予防、循環器病患者の搬送および医療機関による受け入れの迅速かつ適切な実施などに加えて、良質かつ適切なリハビリテーションを含む医療の迅速な提供、循環器病患者等に対する保健、医療及び福祉に係るサービスの提供が継続的かつ総合的に推進され、あわせて循環器病の予防、診断、治療、リハビリテーション等に係る技術の向上その他の研究等が推進されることが期待されています。

 一方、循環器病の医療の現状を顧みますと、医療技術の進歩により急性期医療機関ではより高度の医療が行われるようになりつつありますが、発症の予防、回復期以降の医療の地域連携とリハビリテーション、地域社会での介護福祉による、再発や重症化の予防、健康増進の実践にはまだまだ多くの課題があります。医療機関内ではチーム医療、多職種協働の重要性が認識されつつありますが、地域社会も含めた連携についてはまだまだ課題が多いのが現状です。近年Big Dataをもとにした医療・介護の体制構築、情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を利用した取り組みなども開始されていますが、それらを統合したより効果的かつ効率的な医療体制の普及は十分とは言えません。

 そこで、今回の学術集会のテーマは「心臓リハビリテーションの未来~協働から調和へ~」といたしました。心臓リハビリテーションがそれぞれの医療機関内での多職種協働に留まるのではなく、すべての医療機関や地域社会も含めた、循環器病患者に対する医療や介護、そして予防がシームレスに有効に実践される未来をどのように目指していくか、多くの参加者からの新しい知見をもとに発表いただき討議したいと考えています。当初予定していたヨーロッパ心臓リハビリテーション学会(EAPC、Euro Prevent)やアジア(Asia PRevent)との連携した企画は断念せざるを得ませんでしたが、日本の現状を世界に発信し、循環器病克服、健康寿命増進を目指した心臓リハビリテーションの未来像を描きたいと考えています。

 皆様と直接お目にかかることがかなわないのは非常に残念ではありますが、新たな形の学術集会のモデルケースともなるよう準備を進めて参ります。オンライン学術集会における一般演題を含む発表・視聴方法および参加実績、心臓リハビリテーション指導士更新単位の取り扱いにつきましては、今後随時ホームページ上でお知らせして参ります。 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
2020年5月11日
 
 
[事務局]   九州大学大学院医学研究院 循環器内科学
〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1
 
[運営事務局]   株式会社コングレ九州支社内 
〒810-0001 福岡市中央区天神1-9-17 福岡天神フコク生命ビル11F 
TEL:092-716-7116 FAX:092-716-7143 E-mail:26jacr@congre.co.jp
Copyright © The 26th Annual Meeting of the Japanese Association of Cardiac Rehabilitation. All Rights Reserved.