この度、第70回日本リウマチ学会九州・沖縄支部学術集会を2025年9月13日(土)・14日(日)の2日間、福岡市のアクロス福岡にて開催させていただきます。伝統ある本学会を担当させていただき大変光栄に存じております。ご参加の皆様にとって実り多い学会になるよう鋭意準備を進めております。 |
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本学術集会のテーマは「寛解のその先へ―リウマチ診療の未来像―」としました。薬物治療の進歩により、リウマチ性疾患の治療成績は大きく向上し、疾患活動性の寛解が具体的な目標になりました。一方、D2TRAの存在、患者の高齢化、すでに関節変形が進行している患者のQOLへの対応も課題として挙げられます。それらを鑑み、さらなる薬物治療の進歩とともに、患者のADL,QOLの改善にスポットをあてる意味を込めて今回のテーマとしました。 |
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主題は |
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Ⅰ. リウマチ性疾患に対する新規治療薬の有効性と安全性 |
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Ⅱ. 寛解のその先へ―薬物・手術・リハビリ― |
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Ⅲ. 脊椎関節炎の今とこれから |
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Ⅳ. 悩めるリウマチ:あなたならどうする? |
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とさせていただきました。新しい分子標的薬も登場しておりますし、既存の薬剤も適応が拡大されていますので、皆様のご経験を主題Iで取り上げます。また、主題IIでは寛解を得られた患者のQOL向上のために皆様が日常診療で行っている試み(薬剤の減量・中止、QOLを向上するための整形外科手術・リハビリテーション)を取り上げます。脊椎関節炎は疾患概念の変化に加えて、次々に新規薬剤が承認されていますので、それらの実臨床での効果を主題Ⅲでディスカッションできればと存じます。また、第68回本学会(多田芳史会長)の下で行われました症例検討が好評でしたので、それを継続させていただき「悩めるリウマチ:あなたならどうする?」という企画を立てました。 |
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2日目午前の特別講演では、ゲノム解析の第一人者である理化学研究所の寺尾知可史先生にご講演賜ります。自己免疫疾患に関するアップデートな話を聞けることを楽しみにしています。 |
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また、これまでと同様にセミナー、初期研修医セッションも企画しています。優秀研修医演題には表彰を予定しておりますので、奮ってご参加ください。まだ残暑厳しい時期ではございますが、多くの演題のご応募、そして多くの皆様のご参加と活発な討論で、第70回の本学会を盛り上げていただくことを切にお願い申し上げます。 |