一般社団法人 日本リウマチ学会(JCR)

実行委員長挨拶

実行委員長 川上 純

日本リウマチ学会 AI医療推進委員会委員長
実行委員長
 川上 純
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科先進予防医学共同専攻
リウマチ・膠原病内科学分野 教授

人工知能(Artificial Intelligence:AI)の医学への応用には大きな期待が集まっています。また、IoT(Internet of Things)も時代のキーワードであります。これらで検索すると、これもきわめて多くの情報がヒットしますし、令和5年度の日本医学会総会や日本内科学会総会においても、“AI”、“デジタルトランスフォーメーション”、“医療ビッグデータ”、“モバイルヘルス”のセッションが目白押しで、医療関係者のきわめて高い関心が反映されています。また、日本メディカルAI学会の学術集会においても、毎年、日進月歩の成果や新たな試みが報告されています。それらを鑑み、日本リウマチ学会(JCR)は平成30年度から人工知能(AI)医療推進委員会を設置し、JCR総会・学術集会におけるAI医療推進委員会企画シンポジウムや教育講演、それに加え、2018年度GSK医学教育事業助成を受け、より広くJCR学会員を含めた医療関係者への情報の発信を目的に、“AI技術が切り拓く新たなリウマチ学に向けた教育シンポジウム”を開催しております。JCR学会員の皆様におかれましては、3月29日から4月14日にかけてAIに関するアンケートを問いかけさせていただき、それには325名の方からご回答をいただきました。まことにありがたいことに、自由記載欄にも数多くのポジティブなご意見を頂戴し、それらを参考に、今年度の教育シンポジウムを企画いたしました。最先端の情報を意識しながら、かつ、ご参加される皆様にも親近感が得られるような内容を盛り込みました。是非、ご参加いただき、”cutting edge“に触れていただくとともに、皆様の”教育・診療・研究の活動“に、活用していただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

AI技術が切り拓く 新たなリウマチ学に向けた教育シンポジウム (2023年度版東京大会)- AI技術とリウマチ学の接点を醸成する医学教育事業 -