平成30年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術集会 Japanese Alcohol, Nicotine & Drug Addiction Conference 2018

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53rd JMSAAS 会長ご挨拶

竹井謙之

平成30年度アルコール・薬物関連学会合同学術総会
第53回日本アルコール・アディクション医学会学術総会
会長 竹井 謙之
三重大学大学院 医学系研究科 消化器内科学

第53回日本アルコール・アディクション医学会学術総会は、2018年9月9日(日)から13日(木)の5日間にわたり国立京都国際会館で開催させていただくことになりました。本学会は2016年4月に日本アルコール・薬物医学会と日本依存神経精神科学会が統合して発足しました。そこで学術総会は統合後3回目となりますが、最も歴史の古い日本アルコール・薬物医学会の開催番号を継承し第53回総会としています。学術総会はアルコールや喫煙、薬物対策について最新の研究成果を多彩な視点から討論し、アカデミアと社会に広く情報発信する役割を担っております。今回は第40回日本アルコール関連問題学会、そしてISBRA (International Society for Biomedical Research on Alcoholism) 2018との共同開催です。このような歴史と伝統のある本学術総会を担当させていただくことを光栄に存じます。

アルコールや薬物依存をめぐる生命医科学は、時代の最新技術と概念を取り込んで自らの発展を促したのみならず、新しいパラダイムの萌芽を育み、広く医学生物学を涵養する「最先端研究室」の役割を果たしてきました。アルコール性肝障害から多くを学び、その研究成果を継承・発展させたNASHの病態解明などは最たる例でしょう。一方、中枢・神経系を含む諸器官・多臓器にわたる「臓器間ネットワーク」という視点からアルコールや薬剤の影響を考察しようとする新しい展開も注目されます。このような新しい時代の息吹と学際領域拡大の胎動を感じ、さらに国際学会ISBRAとの合同開催の機を得て、本学術総会のテーマを「依存症研究―生命医科学への展開」とさせていただきました。

本学術集会では、学会員の多様なニーズに応えることができるよう、多彩な領域から特別講演、教育講演、最新のテーマを扱うシンポジウム等の企画を考えております。本学会ならではの最新知見の発表と真摯な討論ができればと思います。第53回学術総会が充実したものになるよう、先生方のご支援とご指導をお願い申し上げます。多数の演題応募とご参加をお待ちしております。

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