ご挨拶

会長 寺本 篤史

 第10回 日本舞台医学会学術集会

 会長 寺本 篤史

(札幌医科大学医学部 整形外科学講座)

この度、2024年6月15日(土)に札幌医科大学臨床教育研究棟講堂におきまして 第10回日本舞台医学会学術集会(学会設立記念大会)を開催させていただきます。

舞台医学とは、舞台上で行われる芸術、すなわち演劇、音楽、舞踊など様々な舞台芸術の医学的対応を行う学術的・実践的領域であり、ステージ医学(Stage Medicine)とも呼ばれる新しい医学分野であります。演劇にはミュージカルから歌舞伎、音楽にはクラシック演奏から歌唱、舞踊にはバレエからストリートダンス、など様々なジャンルがあり、これらの舞台芸術活動に伴って生じる疾患や外傷に対して医学的研究・診療が必要とされています。舞台医学の発展は、舞台芸術家のパフォーマンスと健康を支え、舞台芸術のみならず文化の発展にも寄与できるものと期待されます。

2014年にスタートした舞台医学研究会が、この度、一般社団法人日本舞台医学会となり、第10回を迎える2024年の本会は学会設立記念大会とさせていただくこととなりました。学術集会のテーマを「新たなステージの幕開け」とし 、鋭意準備を進めております。

初夏の札幌で開催される本会には是非多くの皆様にご参加いただき、実り多い学術集会になりますよう、心よりお待ち申しあげます。