ご挨拶

藤本 茂

第11回日本心血管脳卒中学会学術集会

会長 藤本 茂

(自治医科大学 内科学講座神経内科学部門)

このたび、第11回日本心血管脳卒中学会学術集会(CVSS 2024)を、来る2024年3月6日(水)にパシフィコ横浜 ノースにおいて開催させていただくこととなりました。STROKE 2024の前日に開催いたします。

本会のテーマは「循環器病対策推進のための脳心臓クロストーク」といたしました。超高齢社会に突入した日本において、健康寿命の延伸と年齢調整死亡率の減少を達成するためには、脳卒中と心臓病の克服は不可欠です。現在、循環器病対策推進基本計画に基づき、各地域で様々な取り組みが進められています。脳卒中と心臓病の予防・啓発、救急体制の整備、急性期治療、デバイス治療、リハビリテーション、医療・福祉・介護の連携、疾患管理プログラム、再発予防、多職種連携など多種多様な分野で、ブレイン・ハートチームによる体制整備、研究、診療が多職種で実施されています。そこで本会では、予防・啓発・地域連携、高血圧、心房細動、リハビリテーション、全身疾患と循環器病、などテーマごとに脳卒中と心臓病のエキスパートが意見交換し、お互いに刺激し合い、結束を高めるための企画を組んでいます。また、会期をSTROKE2024の前日とし、合同企画も準備いたします。本会を、脳卒中と心臓病との両分野が、診療、研究、教育のすべてにおいて共に発展していくための起爆剤とできれば幸甚です。

本学会は、多くの学会が存在する中、脳卒中と心臓病との両分野がともに運営するのが大きな魅力です。両分野のエキスパートの先生方、両分野で切磋琢磨している中堅若手医師、両分野に興味がある若手医師、など多くの方々に参集いただき、盛り上げていただきたく存じます。スタッフ一同で鋭意準備をすすめてまいります。横浜で多くの方々とお会いし、活発に議論できることを楽しみにしております。

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