会長挨拶

第36回日本肘関節学会学術集会開催にあたって

第36回日本肘関節学会学術集会

会長 岩崎 倫政

(北海道大学大学院医学研究院整形外科学教室)

岩崎 倫政

この度、第36回日本肘関節学会学術集会を2024年3月1日(金)、2日(土)の2日間、フロンティア精神あふれる札幌の地で開催させて頂きますことを大変光栄に存じます。同門の会長としては、第3回(1991年)の石井清一先生、第14回(2002年)の三浪三千男先生、第23回(2011年)の荻野利彦先生、第35回(2023年)の高原政利先生に続き、私で5人目となります。これら同門の先生方が主催された学術集会に引けをとらないよう、鋭意開催準備を進めております。

学術集会のメインテーマは、”Total Approach to Elbow Disorders”といたしました。このテーマには、基礎研究成果を基盤とした病態の理解からトランスレーショナル・臨床研究成果より導き出された予防、診断、そして治療までをトータルに議論し、理解を深める場にしたいという思いが込められています。したがって、このテーマに沿って、各講演やシンポジウム、パネルディスカッションを組んでいく予定です。

われわれ北大整形外科学教室が日本肘関節学会学術集会を開催するのは、今回が初となります。これまで、多くの先達のご尽力により、本邦の肘関節外科が発展してきました。今後さらなる発展を遂げていくためにも、多くの会員の皆様に参加していただき活発なご討論をいただきたく存じます。特に、肘関節外科の将来を担う若手医師の皆様が、一人でも多く参加していただくことを願っています。

3月の札幌はまだ寒さが厳しいですが、美しい白銀の世界を堪能することができます。教室員ならびに同門会員一同英知を絞り、会員の皆様にとって有意義な学術集会を作り上げていく所存であります。多くの先生方のご参加を心からお待ち申し上げます。

ページトップ