ご挨拶

会長宮崎千歌
兵庫県立尼崎総合医療センター 眼科科長
日本眼瞼義眼床手術学会の第36回大会を主催させていただく機会を与えていただき、本学会役員各位、並びに会員の皆様に感謝いたします。新型コロナウイルス感染症は令和5年5月8日に感染症法上の位置づけが5類感染症に変更となりました。現地開催し、懇親会も実施したいと考えております。
本学会は、1990年に小川豊先生(関西医科大学形成外科名誉教授)が形成外科医、眼科医、義眼師を含め設立された「義眼床手術研究会」から発展した学会になります。形成外科、眼科の領域を超えて手術方法や技術を議論する、あるいは義眼師も積極的に意見を述べる専門領域を横断した議論の場が提供されております。
第36回のテーマは「和」としました。
形成外科医、眼科医、そのほかの領域の方々が、お互いを尊重し、認め合って協力することによって、大きな力が生まれると思います。義眼台の薬事承認に向けて、あきらめずに活動を継続してくださっている慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 副センター長 トランスレーショナル部門、再生医療等支援部門 教授の許斐 健二先生、今話題のIPL治療を含めたマイボーム腺診療に関しまして東邦大学医療センター大森病院眼科教授 堀 裕一先生、愛媛大学眼科教授、日本涙道涙液学会 理事長の白石 敦先生を中心とした涙道診療に関わる仲間による講演を予定しています。
会場は、高知県民文化ホールを予定しております。高知県は私の故郷であり、高知県民文化ホールは、観劇等でよくでかけた想い出の場所です。懇親会は、はりまや橋近くにあります得月楼を予定しております。2月は得月楼の盆梅の美しい時期です。是非とも高知県にお出かけくだされば幸甚と存じます。よろしくお願い申しあげます。