ご挨拶

会長

第38回日本肺癌学会ワークショップ
世話人 菅原 俊一
仙台厚生病院 名誉院長 兼 呼吸器内科主任部長

この度、第38回日本肺癌学会ワークショップを2024年7月6日(土)に、仙台国際センター会議棟で開催させていただくこととなりました。伝統ある本学会のワークショップで、肺がんの診断・治療に関わる最新の情報を発信、議論する場に携われますことは誠に光栄であり、会員の皆様に深謝申し上げます。

第38回ワークショップのテーマは「進歩する肺がん薬物療法の新たな挑戦 ~集学的治療の役割~」とさせていただきました。病態解明に基づくゲノム医療や分子標的治療およびがん免疫治療法により、肺がんの診断と治療は近年飛躍的に進歩しております。分子標的治療やがん免疫療法を加えた周術期治療の変化にとどまらず、最近はIV期非小細胞肺がんにおいても、薬物療法に放射線治療や外科治療で局所制御を加えるなど、すべての病期で集学的治療が試みられており、その成果が期待されるところです。この状況を踏まえて、肺がん薬物療法のstate-of-the-artの情報を提供しながら、集学的治療を含めその意義を議論する場となるようなプログラムを作成できればと考えております。

なお、今回も現地とライブ配信によるハイブリッド開催を予定しております。東北地方と少々遠いところではございますが、 仙台は新幹線で東京駅から約1時間半であり、会場は仙台駅から地下鉄3駅目で、会場の敷地と繋がっております。また、空路を利用される方も仙台空港から乗り換え1回で、会場まで最短約40分で到着できます。現地で、あるいはウェブを通して、実りのある熱い議論ができることを祈りつつ、鋭意準備を進めてまいります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。