第30回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会
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大会長挨拶
 
第30回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会
大会長: 前田 兼徳
医療法人社団兼愛会 前田医院

 

 このたび、第30回日本血液透析濾過医学会学術集会・総会を2024年11月2日(土)、3日(日)に出島メッセ長崎にて開催させていただきます。

 日本の透析は世界一であり、さらに適正なオンラインHDF処方は透析患者の生命予後を改善させる。これはわが国で透析治療にかかわる多くの医療者が自負している事実です。
したがってオンラインHDFは素晴らしい治療に違いない。果たしてそうなのでしょうか?

 腎臓移植の機会になかなか恵まれないわが国において、透析治療がガラパゴス的に発展し良好な治療成績を達成してきたことは枚挙にいとまがありません。一方でその成果は、必ずしも “Patient centered medicine” を実現できていないのかもしれません。透析患者の高齢化や合併症が進行し、患者の価値観も多彩となった現在においては、生命予後の改善のみならず苦痛のない治療、愁訴のない生活、そして栄養障害を避けながらフレイル・サルコペニアをできるだけ予防する治療が求められています。そのためには多職種の協働は不可欠です。私はオンラインHDFという武器は治療の多様性に順応できるものであると信じています。

 「日本の透析を今一度せんたくいたし申候」
 
 長崎は今、西九州新幹線の開業や長崎スタジアムシティプロジェクトなど、『100年に一度の変革期』を迎えています。激動の幕末に坂本龍馬が奔走したこの出島で、ここに集ってくださるすべての皆様が、既存の概念にとらわれることなく、ともに手を取り合いながら透析治療を今一度「洗濯」し、心ゆくまでよりよい治療を「選択」するために活発な議論を展開していただくことを切に願ってやみません。

 木枯らしが吹くころの長崎で、皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
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