第69回日本食道学会学術集会 日時:2015年7月2日(木) 会場:パシフィコ横浜 会議センター

会長挨拶

第69回日本食道学会学術集会会長 小澤壯治

第69回日本食道学会学術集会
会長 小澤 壯治
東海大学医学部消化器外科 教授

 このたび、第69回日本食道学会学術集会を平成27(2015)年7月2日(木)・3日(金)の2日間、年々、発展を遂げる横浜の地で開催いたしますことをたいへん光栄に存じております。

 第68回学術集会では、門馬久美子会長が“Diagnosis for characterization, individualization for treatment-診断と治療の限界を求めて”というテーマで、素晴らしい学術集会を催されました。内科系の先生方が数多くご参加され、演題採択総数が695演題と、各領域の先生方にとって新知見のみならず多角的視野にたって学ぶ機会になったのではないかと思います。門馬先生のご引導に敬服申し上げます。

 近年の科学技術の急速な発達に伴うめざましい医学の進歩により、食道疾患に対する診断と治療はより一層、多様かつ横断的となりました。従来の外科的治療に新たな手術方法である内視鏡下手術が加わり、また化学療法や内視鏡治療などの内科的治療、そして放射線治療が行われています。さらに、周術期管理も重要視されるようになりました。

 高度な知識と技術が求められる食道疾患に対する診断と治療において、基礎研究や臨床研究の結果を巧みに組み合わせ、より専門的に検証を進めていくことが重要であると考えています。

 第69回学術集会では、テーマを「挑戦とその検証」といたしまして、通常演題に加えてアジア地域における食道癌治療に関する国際シンポジウムを企画し、様々な環境や条件の中で試行錯誤して取り組んできた研究成果について、多くの議論が交わされることを期待しています。

 文化・経済・歴史・未来が融合する多様性に富んだ「みなとみらいエリア」にございますパシフィコ横浜で、食道疾患治療に携わるあらゆる人々の知的交流の場となれば幸いです。会員の皆様のご指導ご鞭撻を何とぞよろしくお願い申し上げます。

連絡先

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