第62回日本医学放射線学会秋季臨床大会
大会長 沖崎 貴琢
(旭川医科大学 放射線医学講座 教授)
第62回日本医学放射線学会秋季臨床大会の大会長を拝命致しました、旭川医科大学放射線医学講座の沖崎です。放射線医学に関わる者として、歴史ある秋季学会を開催させて頂けること、大変光栄に存じます。また、理事の諸先生方をはじめとして、関係各所の皆様には、旭川の地で本大会を開催させて頂ける名誉を賜りましたことを心より感謝申し上げます。
本大会のテーマは、「放射線医学が導く躍動する未来~Radiology: Leading to the Vibrant Future」と致しました。近年ではAIをはじめとして新しい技術が様々に導入され、医療もそれに伴って進化し続けています。素晴らしい人類の生活を支える「躍動する」未来の医療を「放射線医学を含めた様々な分野の医学が導いていく」、そんな将来への期待と希望を込めたテーマとなっています。
本大会のプログラムは、講演では諸先輩方の大会長の先生が開催されて来られた充実した内容をお手本とし、またシンポジウムでは放射線医学に関する様々な領域を対象として構成しております。最新の技術開発やガイドラインのUpdateも積極的に紹介し、参加者の皆様にとって有意義な内容となりますように、現在準備を進めております。
今回もコロナ禍以降の最近の開催形式を採用して、「現地開催+オンデマンド配信」のハイブリッド形式を予定しております。現地参加される先生方におかれましてはロビーでセッションの内容に関しての、あるいはそれ以外の内容についてもディスカッションを行って頂ける良い機会と思いますし、またオンデマンド配信では時間帯が重なる複数のセッションを自分のペースでゆっくりとくつろぎながら聴講して頂けると思います。
例年10月に開催されております秋季大会ですが、開催地旭川の秋の気温は他の地域と比較して涼しいことから、今回は9月に開催させて頂くことと致しました。9月の北海道は夏が終わって厳しい冬が来る前の過ごしやすい季節です。動物の生態を自然に近い形で観察できる旭山動物園も会場から10kmの距離にあります。また旭川は地図の上では北海道の中心部に位置していることから、道内の観光地にはいずれの方向にもアクセスしやすく、車で南に30分で大変美しいパッチワークの丘や青い池を楽しむことが出来る美瑛町、1時間でワインやチーズが特産の富良野市を訪れることが出来ます。お酒や海の幸をはじめとした北海道の食事も是非お楽しみ頂けると幸いです。ご都合がよろしければ、大会前後のご訪問をご検討いただければと思います。
皆様のご参加を旭川の地から心よりお待ち申し上げております。
© 2025 第62回日本医学放射線学会秋季臨床大会