当番世話人挨拶
日本蛍光ガイド手術研究会第6回学術集会
当番世話人 芳川 豊史
(名古屋大学大学院医学系研究科呼吸器外科学 教授)
当番世話人 芳川 豊史
(名古屋大学大学院医学系研究科呼吸器外科学 教授)
初めに、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々、またそのご家族・親族の方々には、心よりお悔やみを申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症に日々対峙しておられる方々におかれましては、心より感謝申し上げます。
さて、このたびの新型コロナウイルス感染症により、日常生活だけでなく、学術会議、研究会も影響を受け、中止ないしは延期を余儀なくされてきました。しかしながら、そうした中で、感染症対策の徹底、ワクチンをはじめとする抗ウイルス対策などにより、また、web 会議やハイブリッド会議など、新しいタイプの会議スタイルが考案され、様々な形での医学・医療の発信や情報共有が可能となりました。第 6 回となります本学術集会も感染対策を強化し、皆様に安全に、そして、安心して、会議にご参加いただけますよう教室員一同鋭意準備を整えてまいります。
蛍光ガイド手術は、様々な領域において、手術ナビゲーションを牽引してきた最先端技術であり、今後も臨床における様々な課題に対し改良・改善を積み重ねていくことで、あらゆる外科手術に必須な医療技術の一つとなることが予測されます。したがって、蛍光ガイド手術の今後に期待して、本学術集会のテーマを「光のかなたに向かって」とさせていただきました。各領域の外科手術の匠の技だけでなく日常臨床における使用経験を発表いただき、参加者全員が、わくわくしながら積極的に討論に参加できるような、大いに盛り上がる学術集会を目指す所存です。
本研究会は第1回が東京大学 石沢武彰先生、第2回は京都大学 戸井雅和先生、第3回は国際医療福祉大学 吉田昌先生、第4回は高知大学 花﨑和弘先生、第5回は昭和大学 青木武士先生が当番世話人として多くの参加者が集った盛況で熱い学術集会を開催されました。第6回もこれまでの学術集会に倣い全国からの多くの参加者により、様々なアイデアに基づく多くの英知を集積し、今後の蛍光ガイド手術の発展に寄与できることを願っております。