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第49回胃外科・術後障害研究会
当番世話人挨拶
 
 
第49回胃外科・術後障害研究会
当番世話人 夏越 祥次
(鹿児島大学大学院 消化器・乳腺甲状腺外科学 教授)

 2019年10月31日(木)、11月1日(金)に鹿児島市で第49回胃外科・術後障害研究会を開催させていただきます。伝統のある本研究会を開催させていただくことは、教室ならびに同門にとりまして大変光栄で、このような機会をいただきました名誉・特別会員、世話人、監事、施設および個人会員の皆様に深く感謝申しあげます。

 本研究会に関する当教室関連では、1988年に島津久明先生が第1回胃術後障害研究会を東京の日本海運倶楽部で、1990年には第19回胃外科研究会を鹿児島市で開催されました。その後、胃外科・術後障害研究会となり、愛甲孝先生が2000年に第30回の本研究会を鹿児島市で開催されて以来19年ぶりになります。したがいまして、当教室の胃外科の歴史は本研究会とともに歩んできたと言っても過言ではありません。今回、当番世話人に拝命され大変身の引き締まる思いです。

 さて、今回のテーマは「切る胃 切られる胃 残る胃」とさせていただきました。外科医は胃の手術をする際には、腫瘍側因子のみならず患者側因子を詳細に分析して、どのような術式を選択するか、常に「切る胃」を意識しておく必要があります。一方、患者さんは手術を受ける側であり、手術に対する様々な不安が医療側の想像以上にあるため、わかりやすいInformed consentを行い、「切られる胃」の思いを理解しておくことが重要と考えます。胃切除後には食事摂取量や体重減少をはじめとする様々な術後障害がおこりますが、「残る胃」を大切にする指導や、綿密な経過観察が肝要です。このように胃を切る側、胃を切られる側、すなわち外科医と患者さんの心が通じ合う緊密な関係の構築が大事と思います。

 ポスターの薩摩切子は、ガラスをカットして彫り込み、磨きながら、きれいな模様を作り上げていきます。まさに職人の技術は外科手術に通じるところがあります。上半分の薩摩切子は幽門側切除、下半分は噴門側切除で残った胃をイメージしました。胃切除後も満足できる生活のために、残胃は美しく輝き続ける必要があります。

 秋の鹿児島は大変気候に恵まれています。研究会で一生懸命に勉強された後には、鹿児島の観光と焼酎、食材を思う存分堪能していただければと思います。皆様の多くのご発表とご参加をよろしくお願い申しあげます。

 
 
学会事務局     事務局長:有上 貴明
鹿児島大学大学院 消化器・乳腺甲状腺外科学
〒890-8520 鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
TEL:099-275-5361 FAX:099-265-7426
 
運営事務局     株式会社コングレ九州支社
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