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第29回日本老年泌尿器科学会
会長 山口 秋人
(原三信病院 副院長 泌尿器科主任部長) |
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この度、第29回日本老年泌尿器科学会を、2016年5月13日(金)・14日(土)の会期で、福岡市において開催させていただくこととなりました。原三信病院泌尿器科では、第26回日本性機能学会学術総会を2015年9月18日(金)〜20日(日)に武井実根雄泌尿器科部長が福岡市で開催するのに引き続きの全国学会開催となり、大変光栄に存じています。
第28回学会では、浜松医科大学泌尿器科学講座教授の大園誠一郎会長のもとに「老年泌尿器ケア」の先にある「高齢者のQOLとSOL」を総合テーマとして非常に盛会に開催されました。尊厳を見つめた泌尿器科医療・介護について多くの発表がなされ、私をはじめ多くの参加者が感動しました。第29回本学会では「高齢社会に輝く泌尿器科」を総合テーマとし、サブテーマに「過不足のない医療・介護を目指して」を掲げて開催します。少しわかりにくいテーマかもしれませんが、私がかねてより抱いている泌尿器科に対する想いの言葉を使わせていただきました。
泌尿器科は医療界においては一般的にマイナーと言われてきました。が、私はそうは思いません。むしろ「泌尿器科は最後に残されたメジャーである」とさえ思っています。泌尿器科は疾患、それを扱う臓器、検査、治療および介護など多くの面で極めて重要な役割を果たしています。泌尿器科に関与する方々は皆忙しい日々を送っておられると思いますが、このような素晴らしい診療科に関わることに誇りを持って、輝いてほしいと思っています。そしてその輝きが患者さんたちをまた輝かせることになるのです。まさに今回のテーマである「高齢社会に輝く泌尿器科」を実感できる学術集会を皆様と一緒に共有できることを期待しています。今回の学術集会では福岡という地の利もあり、数多くの発表演題をいただけるものと期待しています。今回の学会で、やりすぎと思われた方々は少し戻してみようと、一方、足りないと思われた方々はもう少し頑張ってみようと感じていただき、それを日常診療・介護に生かして、「過不足のない医療・介護を目指して」すなわち適切な医療・介護を提供していただくきっかけになれば幸いです。
原三信病院は大学とは違い359床とあまり大きくない医療法人ですので何かと不行き届きの点もあろうかとは思いますが、精一杯皆様に喜んでいただけるよう病院をあげて準備する所存です。第29回本学会が皆様にとって有意義な会になりますことを祈念して、私の挨拶とさせていただきます。
皆様のご来福を心よりお待ち致しております。 |
2015年5月吉日 |
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