第30回一般社会法人 日本神経内視鏡学会タイトル

会長挨拶

間瀬光人
第30回一般社団法人日本神経内視鏡学会
会長間瀬 光人
名古屋市立大学大学院医学研究科
脳神経外科学 教授

 この度、第30回一般社団法人日本神経内視鏡学会会長を拝命し、2023年11月16日~17日の2日間にわたり、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催させて頂くことになりました。名古屋市立大学脳神経外科教室員一同、大変光栄に存じております。
 本学会は、わが国の脳神経領域での内視鏡を用いた診断・治療の発展を促進し、広く知識の交流を深める場として、大きな役割を担っております。また最近は外視鏡の導入により本神経内視鏡学会でその手技、適応などについて議論されることも多くなっています。内視鏡と外視鏡を合わせた鏡視下手術の進歩は目覚ましく、本学会はこの領域の発展に多大なる貢献をしております。
 第30回学会テーマは、「先進性の追求 ~テクノロジーとテクニックの融合~」と致しました。テクノロジーの進歩による手術器械、光学機器の進化もさることながら、それを操る術者のテクニックも進化しなければなりません。またその逆、すなわち術者の求める理想の手術操作を安全確実に実現させる手術器械、テクノロジーの開発と実用化が必要です。両者の調和をもって将来に進むことが大切であるという意味合いを込めたテーマです。
 本学会を通じて近未来への課題と展望、解決策を議論できればと考えております。会員の皆様の日常臨床に役立ち、そして日本神経内視鏡学会の更なる発展に寄与できる学会となるよう、関係者一同、鋭意準備に取り組んでおります。皆様方のご指導ご鞭撻そしてご協力をお願い申し上げます。全国からの多くの皆様方のご参加を名古屋でお待ちしております。