会長挨拶│第70回国立病院総合医学会

第70回国立病院総合医学会
会長　村中　光
（独立行政法人国立病院機構　九州医療センター　院長）

　第７０回国立病院総合医学会は、沖縄において、九州グループが担当して開催することになりました。平成２８年１１月１１日（金）、１２日（土）の２日間、沖縄県宜野湾市に所在する施設（沖縄コンベンションセンター、宜野湾市立体育館、ラグナガーデンホテル、カルチャーリゾートフェストーネ）を会場とし、会長の九州医療センター村中光、副会長の福岡病院岩永知秋、沖縄病院川畑勉をはじめ、担当者一同、鋭意準備を進めております。

第７０回という記念すべき節目の年が九州・沖縄での開催となり、担当者一同喜んでおり、九州の施設が一丸となって推し進めたいと思っています。

国立病院機構は、平成１６年に独立行政法人化され、平成２７年４月から非特定独立行政法人として、再度新たな出発を迎えました。

我が国の人口構成は若年層の減少、高齢者の急激な増加の流れにあり、さらに２０２５年頃には全人口の減少が始まるということが不可避であり、次の時代に向かい種をまき育てる段階に入らなければなりません。

そこで、今回のテーマを「医療構造の変化と国立病院機構に問われる役割」、サブテーマを「※命（ぬち）ぐすい、温かい医療を広げよう」とし、医療・看護・窓口対応など患者さんと接する様々な場面、部署で満足度が試されるものと考えており、確固たる信念を持ち、目標を目指しぶれることなく桃李成蹊を旨に着実にかつスピード豊かに突き進んでいく必要があると思っています。機構病院、高度専門医療研究センター、ハンセン病療養所、すべての施設が、その情報と智慧を結集し、明日の医療を語り合いましょう。

特別講演では、大相撲立行司第３６代木村庄之助先生とウイルス学研究者の根路銘国昭先生にお話頂くこととしております。

沖縄県は、青い海、青い空、豊かな人情の島と言われております。また観光では琉球王朝の首里城を中心として世界遺産であるグスク群や、観光でも最も人気の高い美ら海水族館、さらには国定公園に指定された慶良間諸島でのダイビングやマリンスポーツ等が行えます。また泡盛に美味しい琉球料理、さらに焼き物、漆器、織物、琉球舞踊・空手・エイサー等の芸能と文化が楽しめます。どうぞ学会の合間に沖縄を堪能して頂きたいと思います。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

※『命（ぬち）ぐすい』とはOkinawan language(島くとぅば)で、心が癒される出き事（親からの愛情、おいしい料理、おもてなしなど感銘を受けたことがらなど）の事象の総称をいいます。看護・医療・窓口応対など患者さんと接する様々な場面、部署で満足度が試されるものと思います。


事　務　局：	独立行政法人国立病院機構九州医療センター	〒810-8563福岡県福岡市中央区地行浜1-8-1	TEL:092-852-0700 FAX:092-847-8802
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