患者向けプログラムのご案内

患者セッション「こころと身体のサポーディブケア~体験者と医療者のために~」

主催:患者セッション実行委員会

日時: 2016年6月17日(金)9:40~16:20
会場: 第8・9会場(東京ビッグサイト 会議棟 6階 607・608会議室)

注意事項

※参加費無料ですが、事前申し込みが必要です。(先着順)
申込方法詳細は、本ページ下部をご覧ください。

※本セッションは患者の方向けのセッションです。
それ以外の方の事前参加申込みはできませんので予めご了承ください。
(当日、お席に空きが出た場合、もしくは中継会場での参加となります。)

※ランチョンセミナーでは栄養バランスのとれたおいしいお弁当を販売いたします。
ランチョン会場でランチョンセミナーを聴講する方はお弁当を購入された方に限らせていただきます。
(先着順 1,000円 限定200個)
お弁当をご注文されない場合、またはお弁当が売り切れた場合は、中継会場での参加となります。
予めご了承ください。中継会場へのお弁当の持ち込みは可能です。
お申込みについての詳細は本ページ下部をご覧ください。

※患者セッション3のピラティスではエクササイズ用にタオルが必要ですのでご持参ください。
サイズは長さ70~100cm 幅25~35cm 位のフェイスタオルで、もちろん使用済のもので結構です。

9:40~10:30 患者セッション1
乳がんサバイバーの自分らしい生き方と「おカネ」、「働く」を考える ~乳がんと経済的リスクとその現状について~

座長: 金井 久子(聖路加国際病院 看護部)
演者: 橋本久美子(聖路加国際病院 相談支援センター)
黒田 尚子(ファイナンシャルプランナー)
概要: がん治療は、目覚ましい進歩を遂げていますが、一方で、高額化・長期化の傾向にあり、乳がんも例外ではありません。これらの多額な支出を賄うには、家計の見直しや治療と仕事の両立等が不可欠ですが、これに悩む患者さんは少なくありません。聖路加国際病院では、2013年から、医療者と社会保険労務士、産業カウンセラー、ハローワークとの協働で、がん患者の就労支援のための「就労リング」を。2015年から、医療者とファイナンシャルプランナーとの協働で、治療とライフプランにおける経済的知識と問題解決能力の向上を図る「おさいふリング」をそれぞれグループ療法で実施しています。また、がん患者の経済的苦痛の解決を考えるNPO法人「がんと暮らしを考える会」では、2013年から、がん診療連携拠点病院で、社会保険労務士とファイナンシャルプランナーが「お金とお仕事」の個別相談事業を行っています。これらの事例を検討しながら、乳がんのメディカルファイナンスの現状と課題を考えます。

10:50~11:40 患者セッション2
メディカルヨガの提案 「心と体、そして生活をサポートする 全人的ケアとしてのヨガセラピー」

講師: 岡部 朋子(ルナワークス)
概要: がんと共に健やかに生きる、そんなことが可能なのでしょうか。呼吸、無理のない動き、そして今この時に思いを馳せる時間。ストレスを緩和し、気持ちを前向きにすること。これらは病気との付き合い方や生活の質を変えてくれます。最先端の医療技術という自転車にヨガという補助輪があることで、安心して快適にサイクリングを楽しむことができるようになるかもしれません。ヨガは無理をせず行う限り安全ですが、術後の患者さんには注意すべき点もいくつかあります。ヨガによるストレスマネジメントの方法を安全対策と共にご紹介します。また、国内で実際に行われている乳がん患者さん向けヨガクラスの事例や、患者さんからの感想、海外における臨床試験データについてお話しします。心と体を元気にする安価なセルフケアに保険業界からの注目も高まっています。本セッションが術後の心と体のサポートにヨガが安心して活用される環境整備の一助となれば幸いです。

12:00~12:50 ランチョンセミナー ※お弁当販売有(事前申し込み制)
乳がん患者のためのお弁当を美味しく食べて元気になろう!

座長: 増田 美加(医療ジャーナリスト)
演者: 渡邉美和子(東京ミッドタウンクリニック)
概要: 乳がんだからといって、「動物性脂肪はNG?」「乳製品はNG?」「太ってはいけないからカロリーオフになくては?」とマイナス思考の食生活をしているサバイバーや患者さんも少なくありません。食事は本来、楽しくて美味しいものです。また、乳がんだけでなく、生活習慣病などの病気予防に配慮することも大切です。「がん」「心疾患」「脳血管疾患」の治療や予防的ケアを行っている内科医師が“健康に役立って、かつ楽しくて美味しい食とは何か”を「良い物を選べば美味しい」「食べ方を変えるだけでこれだけ効果的」などのプラス思考で、食材や調理法のアドバイスも含めて講演します。その食習慣の具体的提案のひとつとして、一流シェフ制作の低カロリー、低糖質、減塩に配慮した弁当を準備。試食しながら、今日から役立つ栄養・食の知恵と実践を学びます。
お品書き
お品書き
  • バルサミコの3種てまり寿司
  • 人参カレーサラダ
  • プチトマトマリネ
  • アボガド納豆ロール
  • 豆乳とセロリのグラタン
  • 黒ムツレモン卵白蒸し
  • 豚肩肉のトマトと昆布煮
  • あかもくとわさび、あさりの寒天ゼリー寄せ
  • 緑黄色野菜のチアシード和え
  • オリーブとエビのピンチョス
  • マキベリー豆腐チーズケーキ

これだけの見た目とボリュームでカロリーは500kcal未満、糖質も40gを大幅に切っています。塩分はハーブやスパイス、旨みを生かすことでたったの1g。たくさん摂りたい食物繊維も4gです。

エネルギー 476Kcal
たんぱく質 25.3g
脂質 15.7g
炭水化物 38.5g
塩分 1g
食物繊維 4g
糖質 34.5g

ランチョン弁当をお申し込みの方に、お土産をプレゼント!

お土産

お弁当を申し込んで、当日参加された方全員に、
たねやさん特製の”食べて身体にいいお菓子
(写真は例です)”をお土産に差し上げます!

13:10~14:00 患者セッション3 ※要フェイスタオル(長さ70~100cm 幅25~35cm位)
乳癌の術後ケアの為のピラティス

講師: 辻 茜(一般社団法人ウィメンズヘルス協会)
実演者: 多田 奈津子(合同会社Aulii)/岩沢 英美(合同会社Aulii)
原 恭子(合同会社Aulii)/善田 正子(合同会社Aulii)
高塚 苑美(一般社団法人ウィメンズヘルス協会)
概要: 全米癌協会は放射線治療等からできるだけ早期に日常生活に戻る事を勧めており、ガイドラインでは少なくても週2回は身体を動かす事を推奨しています。2010年には、ピラティスが機能的能力、柔軟性、疲労、鬱状態、QOL(生活の質)に与える影響が調査され、乳癌サバイバーにとって安全で効果的なエクササイズであると結論づけられました。ピラティスは1920年代にリハビリの為に考案されたものであり、アメリカでは病院内のリハビリの一環に取り入れられているところも多く、立位、座位、仰臥位など、それぞれの状態に合わせて体勢や強度も調整可能であることや、正しく動くことに配慮し関節可動域向上、必要な箇所に効果的に働きかけることができます。今回は、日常生活の中で行える胸式呼吸をはじめ、椅子、フェイスタオルを使用した腹筋群、骨盤底筋群のトレーニングなど、対称性を使いながら関節に負担の少ないアイソメトリック運動(等尺性筋収縮)を行います。それにより、胸郭周辺の感覚の向上や、術後に強化しなければならない箇所である、肩の裏や背中の中部の筋肉、腹横筋への効果を体験します。

14:20~15:10 患者セッション4
「今求められる、がん患者のアピアランス(外見)支援、その背景と実践

座長: 山崎 多賀子(美容ジャーナリスト)
演者: 野澤 桂子(国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター)
池田 真理(東京女子医科大学看護学部看護管理教室/Beauty Ring)
概要: 乳がん治療に用いられる化学療法のほとんどは、脱毛に代表される外見の著しい変化を伴い、前向きな闘病生活の妨げとなることから、ここ数年、がん患者へのアピアランス(外見)支援の重要性が問われています。1)実際にがん患者はどのような不都合を感じ、どのような支援を必要としているのか。また、巷に溢れている情報にどれだけのエビデンスがあるのか。医療者や有識者で精査した、初のアピアランス支援に関する手引きの取りまとめもすすむなかで、アピアランス支援に重要なことを解説します。2)実例として、医療者と美容師とサバイバーが共同で開発したアピアランス支援プログラムを実践している聖路加国際病院「Beauty Ring」の運営と活動内容、研究結果を紹介します。

15:30~16:20 患者セッション5
乳がんになったら、運動しよう! 安全に運動するための知識と方法を学びましょう

座長: 広瀬 眞奈美(一般社団法人キャンサーフィットネス)
演者: 辻 哲也(慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室)
立松 典篤(国立がん研究センター東病院リハビリテーション科)
広瀬 眞奈美(一般社団法人キャンサーフィットネス)
概要: 乳がん患者にとって運動は、体力・筋力を維持することや倦怠感の改善に有効であり、QOL(quality of life)の向上に繋がると報告されています。しかしながら、運動習慣のある乳がん患者は少なく、運動を始めようと思った場合でも、日常生活にどのように運動を取り入れたらよいか悩む方が多いのが現状です。そこで、本セミナーでは、乳がんと運動のエビデンス、推奨する運動療法、治療前から治療後までの運動の時期や強度など、乳がんのリハビリテーションについて学ぶことを目的としました。また、がん患者のための運動のガイドラインを紹介し、乳がん患者に向けて考案した乳がんラジオ体操や、毎日できるウォーキング方法など、日々の生活の中で自分でも取り入れやすい具体的な運動方法を解説します。

参加方法

必要事項を記入のうえ、6月6日(月)までにお申し込みください。
申し込み多数の場合は、先着順となります。
予めご了承ください。

申込は終了しました。

お問い合わせ

第24回日本乳癌学会学術総会運営事務局
株式会社コングレ九州支社
〒810-0001 福岡市中央区天神1-9-17-11F
TEL:092-716-7116
FAX:092-716-7143
E-mail:24jbcs@congre.co.jp

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