第49回日本膵臓学会大会

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会長挨拶

第49回日本膵臓学会大会
会長 山上裕機
(和歌山県立医科大学外科学第2講座 教授)

― 内外合一 活物窮理 ―

このたび第49回日本膵臓学会大会を平成30年6月29日(金)、30日(土)の2日間にわたり和歌山市の和歌山県民文化会館、ホテルアバローム紀の国で開催させていただきます。歴史と伝統ある本大会を担当させていただくにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 日本膵臓学会は1969年設立の日本膵臓病研究会を前身とします。1985年に現在の日本膵臓学会と名称を改め、その会員数は3,600名を超え、名実ともに世界に冠たる膵臓病学の専門学会として大きく発展してまいりました。本学会を担当させて頂くことは、和歌山県立医科大学外科学第2講座にとりまして本当に光栄なことであり、このような機会を賜りましたすべての会員の先生に教室を代表して心より御礼申し上げます。
 今年のテーマは「内外合一 活物窮理」としました。「内外合一 活物窮理」とは和歌山が生んだ偉大な外科医である華岡青洲の教育理念であり、医療哲学を表した言葉です。「内外合一」は文字通り、医療を行う場合には内科・外科の区別なく互いの知識と技術に精通すべしという意味です。「活物窮理」は人体(活物)というものを極め(窮理)知り尽くした上で患者さんを診療することにより、病気の本質・天然の理がわかるという教えで、いまの言葉に置き換えると、患者さんをしっかり診ることで新しいエビデンスを発見しなさいということになります。和歌山での本学会は、膵臓病学に関わる外科学、内科学、放射線医学、病理学などの基礎研究・臨床研究すべての領域の融合を目指します。そして横断的な基礎的研究から臨床研究まで幅広く活発な討議を行って頂き、膵臓病学の発展、国際的な質の高いエビデンスの発信に繋げたいと存じます。

 和歌山は海・山の幸に恵まれています。 本大会で討議・研鑽されるとともに、和歌山の名産を満喫いただけるよう努力いたしますので、是非とも多くの先生にご参加賜りますよう宜しくお願い申し上げます。