第52回糖尿病学の進歩
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世話人挨拶
 第52回糖尿病学の進歩を福岡でお世話させていただきます。本邦では糖尿病患者数は約1000万人に増加し、その合併症の発症や重症化予防が益々重要な課題となっています。そして糖尿病診療も大きな変革期を迎えています。合併症については、細小血管障害や動脈硬化症に加えて、糖尿病と認知症、がん、NASH、骨粗鬆症・サルコペニア、歯周病との関連が注目され、これらの多様な疾患を考慮した糖尿病診療が重要となってきています。また、最近の糖尿病患者の動向として、高齢者糖尿病と欧米型の肥満糖尿病が増加しています。高齢糖尿病患者では個人のADL、認知機能など多角的に個人を評価して診療することが重要です。日本糖尿病学会と日本老年医学会が初めて合同で作成した「高齢者糖尿病診療ガイドライン2017」が出版されましたが、今回の糖尿病学の進歩に合わせて「高齢者糖尿病治療ガイド」も発行される予定です。高度肥満糖尿病については外科手術例も増加しており治療も多様化しています。治療薬については、SGLT2阻害薬が約2年を迎えて、心血管イベントや腎の保護作用が報告され新たな展開を迎えていますし、また、糖尿病治療薬としては初めての週1回製剤も使用可能となりました。併用療法も含めて、多彩な機序の治療薬をどのように有効に使用すべきかが課題となっています。検査では、CGMの普及は血糖変動の把握や治療効果判定に大きく貢献しましたが、リアルタイムCGMを装備したCSII機器の臨床応用も可能となりCGMの治療への応用も促進しています。さらに新たな皮下連続グルコース測定システムが上市されその有用性が期待されます。
今、糖尿病診療はこのように様々な面において大きな進歩を遂げていますが、同時に益々複雑化・多様化しており、医療連携やチーム医療の重要性も増しています。本会では、会の趣旨にそった糖尿病診療や療養指導に必要な最新の基本的知識についての講演を中心としながら、さらに最近のトピックスを特別企画やシンポジウムとして交えて、「糖尿病診療:新ステージへの飛躍」のテーマにふさわしい内容にしたいと思います。
3月初旬の福岡は気候も良く食べ物も美味しい季節です。大いに勉強して、大いに福岡を楽しんでいただければ幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
 
第52回糖尿病学の進歩
世話人 井口 登與志
福岡市健康づくりサポートセンター センター長
 
 
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