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会長挨拶

第71回 東日本整形災害外科学会、会長:稲垣 克記(昭和大学医学部整形外科学講座)

第71回 東日本整形災害外科学会
会長 稲垣 克記
昭和大学医学部整形外科学講座

この度、伝統ある第71回東日本整形災害外科学会を昭和大学医学部整形外科学講座で担当させて頂くことになりました。本学会は1952年(昭和27年)、東日本臨床整形外科学会の名称で、整形外科ならびに災害外科の進歩発展を図ることを目的に設立され、第1回学術集会は1952年11月22日東京大学・三木威勇治教授の主催で開催されました。教室では第3代 川島彌教授が第14回本学会学術集会を、第4代 上村正吉教授が第28回を、第5代 藤巻悦夫教授が第46回を、第6代 宮岡英世教授が第57回の会長をつとめ以来5回目となり、大変光栄に存じます。

本学術集会のテーマは「知と術の調和」とさせていただきました。近年、整形外科学は伝統の継承とともにイノベーションが進み、長引くCOVID-19感染症による国民のWEBや運動器学、スポーツへの意識改革だけでなく、医学は遺伝子・細胞レベルからバイオメカニクスまで整形外科学の領域においてはパラダイムシフトが起きており、人類の環境変化とともに急速に進化を遂げております。ダーウィンの進化説のように、強いだけでは生き残れず、考え方を根本から考え直し調和と共生が必要な時代とも言えます。社会と環境に適切に対応し、人がよりよく生きることの素晴らしさを理解することのできる整形外科の良さを「知と術の調和」を持って表現したいと思います。

文化講演は、キリンホールディングスの磯崎功典様にお願いいたしました。特別講演は、慶應義塾大学病院長 松本守雄先生と昭和大学病院長 相良博典先生にお願いしております。教育研修講演、シンポジウム、主題、一般演題、学術奨励賞受賞者演題なども例年通り企画いたしました。

現時点では、まだCOVID-19感染の行方が見通せない状況が続いている事もあり、現地開催とWEBによるハイブリッド開催を予定しております。東日本の各地域から数多くの先生方にご参加いただき、活気のある有意義な学術集会を目指したいと思います。会場は高輪プリンスホテルの貴賓館です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第71回 東日本整形災害外科学会