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司 会: |
沖 英次 |
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(九州大学病院 消化管外科) |
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下田 良 |
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(佐賀大学医学部附属病院 光学医療診療部) |
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司会の言葉 |
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消化管粘膜下腫瘍は従来、治療前に診断がつかないことが多かったため、そのサイズや表面の性状で治療適応が決定されることが一般的でした。しかし近年ではEUS併用下のfine needle aspiration biopsy(FNAB)や粘膜切開直視下生検法などが各施設で導入され、病理診断が得られてから治療方針を決定する頻度が高くなってきました。また治療に関しても腹腔鏡下手術や腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)の導入により、従来では困難だった領域でも低侵襲に局所切除を行うことが可能となっています。しかし一方で、1cm以下の小さな粘膜下治療でもGISTと診断されれば切除が適応となるため、過剰な診療が行われている可能性もあります。本セッションでは各施設における現在の消化管粘膜下腫瘍の現状と治療戦略について発表していただきたいと考えています。新しい治療戦略を構築する上で参考となれば幸いです。 |
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■ワークショップ2 |
2020年6月19日(金)13:20-15:20 |
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消化器病における若手医師のトレーニング(消化器病・内視鏡) |
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司 会: |
小森 敦正 |
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(長崎医療センター臨床研究センター 難治性疾患研究部) |
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森山 智彦 |
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(九州大学病院 国際医療部) |
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司会の言葉 |
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消化器病診療に関わる医師には、日々高度な専門的知識と技術が必要になってきている。消化器癌に対する画像強調拡大観察や内視鏡治療、腹腔鏡手術、炎症性腸疾患に対する抗体療法、C型肝炎に対する抗ウイルス療法など、過去20年間にこの領域で達成された劇的な進化もその一因である。その一方で彼らを取り巻く社会環境も、特に若手医師の間では、働き方改革や新専門医制度などへの対応という点で大きく変化しつつある。
このような状況のなか、消化器病を専門とする若手医師教育の見直しや、新しい発想と方法(論)の導入は重要な課題であると考える。本セッションでは、各施設における若手医師に対する教育・育成への取り組みや効果、問題点、今後の課題に関する演題を内科・外科を問わず広く募集し、消化器病における未来へ向けた、より充実した若手医師の育成方法について議論を交わしたい。
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■ワークショップ3 |
2020年6月20日(土)9:00-11:00 |
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消化器疾患における画像強調内視鏡の有用性と限界(内視鏡) |
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司 会: |
上尾 哲也 |
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(大分赤十字病院 消化器内科) |
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上村 修司 |
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(鹿児島大学病院 光学医療診療部(消化器内科)) |
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司会の言葉 |
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本邦における近年の画像診断学・機器の進歩はめざましく,消化器疾患における内視鏡診断は、NBI、BLI/LCIなどの画像強調観察を併用した拡大内視鏡観察法にて様々な検討がなされ、その有用性が多数報告されている。さらに最近では、共焦点レーザー顕微内視鏡や超拡大内視鏡が登場し、各種疾患の診断に対する有用性の検討が行われている。また、画像強調内視鏡の対象は、sporadicな腫瘍のみでなく炎症性腸疾患や炎症性腸疾患関連腫瘍にも拡大され、その応用への取り組みが行われている。
本セッションでは、消化管の腫瘍性および炎症性疾患における画像強調内視鏡の最新の知見を発表して頂き、その有用性や限界点を整理し、その将来展望を明らかにしたい。探索的検討から実臨床での有用性の検証まで広く演題を募る。 |
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■ワークショップ4 |
2020年6月20日(土)13:20-15:20 |
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胆膵悪性腫瘍への取り組み(消化器病) |
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司 会: |
藤森 尚 |
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(九州大学大学院 病態制御内科) |
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草場 仁志 |
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(九州大学大学院医学研究院 連携病態修復内科学) |
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司会の言葉 |
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膵癌、胆道癌は難治癌の代表格であり、治療成績向上が切望されている。予後が良いと考えられていた膵神経内分泌腫瘍もひとたび転移を伴えば、決して満足できる治療成績ではない。胆膵悪性腫瘍の予後向上には、早期診断・内視鏡診療・外科治療・放射線(粒子線)治療・化学療法・緩和ケアなど、あらゆる面からのアプローチが必要であり、正に集学的治療が求められている。本セッションでは、胆膵悪性腫瘍に対する各施設の診療成績や予後向上への取り組みを呈示して頂き、難治癌の突破口となるような議論を期待したい。胆膵内視鏡(EUS・ERCP関連手技)、術前・術後補助療法を含む外科手術成績、切除不能症例に対する化学療法など、内科・外科双方から幅広く演題を募集する。
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