ご挨拶

第3回日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会総会・学術講演会
会長   氷見 徹夫
(札幌医科大学医学部 耳鼻咽喉科学講座 教授)
会長 氷見徹夫

第3回日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会総会・学術講演会を,平成27年9月3日(木)・4日(金)にホテルライフォート札幌にて,札幌医科大学耳鼻咽喉科学講座が担当させて頂くことになりました。2つの研究会が1つの学会に移行して,まさにホップ,ステップ,ジャンプのジャンプにあたる第3回目となることから,より充実した学会となるよう準備を進めております。

私ども耳鼻咽喉科領域は,感染症とは切っても切れない関係にあり,日々の臨床においても感染症疾患の位置づけは,さらに重みが増してきたといっても過言ではありません。医学領域にとどまらず地球規模では社会学的にも,いまだ感染症との戦いは終わらず,むしろ新興感染症や耐性菌の猛威に世界中が脅かされているのが現状です。

第3回の総会・学術講演会では,特別講演を国立感染症研究所細菌第二部の柴山恵吾先生に,「厚生労働省院内感染対策サーベイランス(JANIS)」についてご講演頂きます。教育講演として, 医薬基盤・健康・栄養研究所ワクチンマテリアルプロジェクトの國澤 純先生に,「腸内環境因子を起点にした免疫創薬とワクチン開発」に関してご講演頂き,もうひとつの教育講演として本学微生物学講座の横田伸一先生に「抗菌薬耐性菌の現状について」をお話しして頂くことと致しました。シンポジウムは,千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科の工藤典代先生と奈良県立医科大学微生物感染症学講座の矢野寿一先生のお二人に司会をお願いし,「微生物学的検査のピットフォール-的確な感染症診断-」を企画しました。日常臨床で頻用されている感染症検査ですが,基礎的および臨床的な正しい知識をあらためて整理したいと考えております。

本学会のもうひとつの柱であるエアロゾルに関しては,同志社大学・治療システム研究センターの高野 頌先生に司会をお願いし,「好酸球性副鼻腔炎に対するエアロゾル療法の新たな展開」をエアロゾルセミナーとして企画しております。治療に難渋することが多い好酸球性副鼻腔炎ですが,若手演者を交えてエアロゾル療法の新たな可能性を探りたいと考えております。その他にも,ランチョンセミナー,モーニングセミナーなどを企画しています。会員の先生方には,多くの最新かつ有意義な情報を提供できるものと確信しております。

9月の札幌は心地よい秋風が吹く過ごしやすい季節になってまいります。まだ”若い”本学会が大きく飛躍するためにも,多数の会員の先生方のお越しを心よりお待ちしております。

このページの先頭へ

ICD講習会

学会事務局 札幌医科大学医学部
耳鼻咽喉科学講座内
〒060-8556
札幌市中央区南1条西16丁目
TEL : 011-688-9655
FAX : 011-615-5405
Email :
運営事務局 株式会社コングレ
北海道支社内
〒060-0005
札幌市中央区北5条西5丁目2-12
住友生命札幌ビル7F
TEL : 011-233-0005
FAX : 011-233-0035
Email :