第26回臨床内分泌代謝Updateを開催するにあたり、皆様にご挨拶とご案内をさせていただきます。
第26回臨床内分泌代謝Updateは、2016年11月18日(金)・19日(土)の両日、大宮ソニックシティで開催いたします。
臨床内分泌代謝学は、診断、治療のいずれの分野でも、ますます急速に進歩してきています。臨床内分泌代謝 Update は、学術総会との内容の重複や競合を避け、それぞれが学会として整合性ある分担した機能を発揮できるよう十分に留意しつつ内分泌代謝科専門医の実地臨床の知識を補完することを主目的としています。併せて実地医家に対し、内分泌代謝臨床の最近の知識を解説、提供する事を目的としています。
第26回臨床内分泌代謝Updateでは、小児科、産婦人科、泌尿器科、内科、外科の連携を中心にプログラムを組んでみたいと思います。例えば、妊娠は、家族にとってその後の家族の一員が増えることを意味し、一般に幸福な出来事です。女性個人からみると大きな負荷がかかる期間であり、その期間に妊娠糖尿病や高血圧状態を伴うこともあります。又、妊娠の負荷が除かれると、その症状は消失するのが普通ですので注意が払われなくなります。このため、将来の生活習慣病の予測や予防の観点はあまり重要視されませんでした。しかし、個人として妊娠中のホメオスタシスの負荷に対する反応を注意深く記録し観察することで、その後の女性が中高年以降に、注意するべき疾病とこれに対する予防に重要な情報をもたす可能性があります。今回の学会では、これら内分泌・代謝を軸とした多領域にわたる疾患をそれぞれ異なった診療科での最新の診断・治療について討論をすることで、それぞれの診療科の機能を高める効果を期待します。
埼玉県さいたま市における臨床内分泌代謝Updateは第22・24回大会に続く開催となります。さいたま市は東京駅から僅か25分と利便性に優れ、群馬は勿論、信州・北陸からの便もよくなりましたので、多くの会員の皆様にご参加いただき、活発な学術交流の場となることを祈念いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
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