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第33回日本神経免疫学会学術集会
会長 原 英夫
佐賀大学医学部内科学講座脳神経内科 |
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このたび本学術集会は、福岡市において開催する予定でしたが、現在のCOVID-19の感染再拡大傾向や変異株の増加、ワクチン接種状況などを鑑み、感染拡大防止のためWEB開催とすることになりました。 |
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免疫学はめざましく進歩してきました。私が大学院生の頃に、利根川博士が免疫グロブリン遺伝子の再配列を発見しノーベル賞を受賞されました。その後、免疫グロブリン遺伝子の組み換え実験(キメラ抗体作成)やハイブリドーマを用いたモノクローナル抗体の産生が確立され、その成果が現在の抗がん剤治療や炎症性疾患、神経免疫疾患に対する分子標的治療へと実を結んでいます。
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本学会も厚生労働省の免疫性神経疾患調査研究班を基盤として発展し、世界的に優れた発見や業績を生み出してきました。
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今回は「令和時代に躍進する神経免疫学」をテーマとして、神経免疫疾患はもとより、神経変性疾患の免疫学的な病態生理の解析やその治療法の開発など多様なプログラムを計画しています。
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更に国際組織のPNIRS (PsychoNeuroImmunology Research Society)とのプレ・シンポジウムを今回初めて開催する事になりました。
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沢山の先生方のご出席を心よりお待ちしております。 |