ご挨拶│第30回日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会

	第30回日耳鼻専門医講習会ご挨拶

第30回日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会を、中四国ブロック担当で、平成28年11月12日（土）と13日（日）に、広島市の国際会議場で開催させていただくことになりました。開催にあたり、会員の皆様に一言ご挨拶申し上げます。

会場となります広島国際会議場は、過去に日耳鼻総会や専門医講習会も開催されておりますので、多くの会員の皆様はご承知のことと思います。当会場は広島市内の中心にあり、広島駅からのアクセスも良く、宿泊施設も近くに多くあることから、非常に至便性の良いコンベンションセンターであります。

今回の講習会は、従来の専門医講習会のプログラム作成の方針と新専門医制度に対応した専門領域講習の実施の観点から、移行期として対応するため、ハイブリッド型の内容となりました。また、専門医共通講習（指導医講習、医療倫理、医療安全）や専門領域講習（座学、実技）の受講に関しても、医療倫理、医療安全や実技講習は予約制を採用することになり、例年の方法とはやや異なる趣となりました。会員の先生方には十分ご承知おきいただき、ご参加いただきたくお願い申し上げます。予約制に関するお申込みなど詳細につきましては、本ホームページの事前参加登録に関するご案内を参照していただきますようお願いいたします。

講演プログラムと実技講習の全体的な時間割は、すでに日本耳鼻咽喉科学会会報に掲載させていただいておりますが、本ホームページで今一度、ご確認いただきたいと存じます。
以下に、今回の内容につきまして、簡潔にご紹介させていただきます。

講習会初日（12日）の午前中には、専門医共通講習を配置し、指導医講習（講師：京都大学　小西靖彦教授）、医療倫理（講師：東北大学　浅井　篤教授）、医療安全（講師：島根大学　廣瀬昌博教授）を準備いたしました。共通講習の医療倫理と医療安全については、2日目の午後にも同じ講師の先生にご講演を頂戴することになっております。共通講習のうち医療倫理と医療安全につきましては、予約制としておりますので、早めのお申し込みをお願いいたします。
初日の午後には、プレナリーセッションでは、「耳鼻咽喉科・頭頸部外科における緩和医療 ‐緩和医療の現状と事例からの考察- 」と題して、緩和医療の問題を取り上げました。
また専門医制度に関するプログラムを準備し、会員の皆様に更なるご理解をしていただくこととしました。
初日の午後から2日目の午前中にかけて、専門領域講習とアドバンスト・コースを設けました。専門領域講習については6コマ（1時間単位）を準備し、テーマとして、外耳・中耳疾患、重症咽喉頭疾患、耳鼻咽喉科関連指定難病法、身体障害者福祉法、嚥下障害を取り上げました。アドバンスト・コースについては8コマ（１時間単位）を準備し、テーマとして、「耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術手技」、「耳鼻咽喉科薬物療法」、「小児耳鼻咽喉科疾患」、「頭頸部癌診断・治療」を取り上げました。
実技講習は、6会場、24のテーマを設けました。「補聴器（1、2、3）」、「平衡機能検査とリハビリテーション（1、2）」、「嚥下内視鏡検査と嚥下障害の治療（1、2）」、「超音波検査と穿刺吸引細胞診の実際（1、2）」、「専門医のための救急蘇生法（1、2）」については、各々3項目と2項目を設定しましたが、講師が異なりますので内容も若干異なることになります。なお、専門医のための救急蘇生法は同じ内容の実習が2項目となります。実技講習につきましては、従来どおりの予約制となっておりますので、早目の申し込みをお願い致します。

講習会一日目の夜は、例年どおり会員間の情報交換や懇親を深めるために、懇親懇談会をANAクラウンプラザホテル広島にて行いますので、会員各位におかれましては、ぜひともご参加いただきますようお願い申し上げます。

最後に、本講習会を開催するにあたり、貴重なご指導を頂戴しました久　育男前理事長、森山　寛理事長はじめ日耳鼻役員ならびに学術委員会や専門医制度委員会の先生方、司会・講師・実技講習担当をご快諾いただいた先生方に衷心より御礼申し上げます。また、準備の段階から多大のご協力を賜りました中四国ブロックの関係各位に改めて感謝申し上げます。

第30回日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会

実行委員長　川内　秀之

（島根大学医学部耳鼻咽喉科学講座教授）

事　務　局

島根大学医学部耳鼻咽喉科学講座
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
Tel：0853-20-2273　Fax：0853-20-2271

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