主題には「骨・関節領域における感染症の現状と課題」、「脆弱性骨折の外科的治療法と問題点」、「人工股関節の長期成績」の3つを取り上げました。人工物の体内設置が日常化するなかで、骨・関節の感染は治療成績に重大な影響を与えています。様々な対処方法が考案されてきましたが、なおまだ制御不可能な感染は多く、新た治療法の提唱が常に必要とされています。高齢者人口の増加とともに、脆弱性骨折の予防と治療は、すべての整形外科医にとって避けて通れない課題となってきました。人工股関節手術では20-30年の長期成績を見据えた治療が必要になっています。また、特別講演、主題とともに、ランチョンセミナーも5題用意いたしました。 |