演題募集

演題登録期間

2024年9月10日(火)正午~10月24日(木)正午

応募資格

筆頭演者および共同演者は、本学会の会員であり、2024年度の年会費が納入されていることが必要です。ご所属の組織が組織会員・賛助会員となっている方も、個人会員としてご入会ください。
入会等の詳細については下記ボタンより日本災害医学会ホームページをご確認ください。

※学生(学部生のみ、大学院は除く)の演者(共同演者も含む)は日本災害医学会の会員でなくても発表可能、学会参加費も無料です。

演題区分

  • 演題区分は「A.シンポジウム・パネルディスカッション・委員会企画」「B.一般演題(口演)」「C.一般演題(ポスター)」より選択してください。
  • 「A.シンポジウム・パネルディスカッション・委員会企画」に不採択の場合、「B.一般演題(口演)」「C.⼀般演題(ポスター)」で発表いただく可能性がありますので、予めご了承ください。

※演題区分で一般演題(口演、ポスター)を選択された場合、プログラム構成上、 発表方法のご希望に沿えない場合がありますがご了承ください。

A.シンポジウム・パネルディスカッション・委員会企画
DMAT20周年シンポジウム
1 DMAT活動の変遷
~本部活動~
令和元年台風災害や今回の令和6年能登半島地震対応において、環境変化に伴う健康被害は大きな問題となっていた。ここでは、特に熱中症に焦点をあて、病態・健康への影響について新たなガイドラインも参考にしながら、その対策について再考していく。
2 DMAT活動の変遷
~通信確保と情報伝達・共有~
被災地内での活動において、通信の確保は重要な課題となる。過去の災害から能登半島地震に至るまで活用された無線や衛星通信等の様々な非常用通信手段を検証し、今後の通信確保について検討する
3 DMAT活動の変遷
~保健医療福祉の情報ツール~
CSCAの確立には情報共有が不可欠となる。被災時の医療の情報共有ツールとしてEMISがあり、機能追加等の進化を遂げてきた。また、新型コロナ対応に際してG-MISが開発された。社会福祉施設については、新型コロナのサージ対応のため各地域で情報共有ツールが運用された。令和6年度大規模地震時医療搬送訓練での取り組みについてもご発表いただき、情報共有ツールの変遷と今について考える。
4 DMAT活動の変遷
~病院・施設の機能評価~
近年の病院・施設の機能評価は、定性的な需要情報の捕捉にとどまらず、現状分析と課題の抽出から具体的な活動方針策定に繋がる形態へと変遷し、被害状況の本質探求が求められている。本セッションでは、過去災害における病院支援経験者に当時の評価活動を振りかえっていただくとともに、今後の病院・施設機能評価のあり方について討論していただきたい。
5 DMAT活動の変遷
~病院・施設避難~
これまで多くの病院・施設避難を経験し、その適応や安全管理についての知見を得てきた。それらの経験と現時点の一般的な考え方の報告から、課題について討論する。
6 DMAT活動の変遷
~病院・施設機能維持~
大規模災害時において、病院・施設におけるライフライン(電気、水、医療ガス)の維持は病院・施設の生命線である。これらのライフラインが滞ることにより患者・利用者にどのような影響があるのか。これまでの災害においてDMATがどのように対応してきたのか、今後どのように対応すべきかを議論する。
7 DMAT活動の変遷
~病院・施設・避難所の環境整備~
DMAT活動において、支援が必要な場所での環境整備が求められるようになった。病院や高齢者施設や避難所など、場所によってこの対応は変わってくるため、調整業務は多岐にわたる。今回、各場所でどのような整備備品が必要になるか、また適切な調整について検討し共有できればと考える。
8 DMAT活動の変遷
~搬送調整~
大規模災害発災に伴う,搬送調整においては,「対象」や「タイミング」が重要である。また,「搬送経路」の判断や「搬送手段の確保」も重要である。搬送調整が患者等の予後を左右すると言っても過言ではない。搬送調整について過去の災害から得た教訓を共有し次の災害に備えたい。
9 DMAT活動の変遷
~亜急性期の体制確立~
東日本大震災やH28熊本地震のADRO以降、地域で会議体を設置などして亜急性期体制を確立し、地元医療の復興や避難所支援、支援者支援などに対しのてDMAT活動と課題について、報告・討論する。
10 DMAT活動の変遷
~地域の復旧・復興~
DMATは急性期を担う医療救護班であるが、中長期jの復旧・復興をイメージし、その活動を行う必要がある。DMAT隊員は平次、地域医療の担い手である隊員も多く、自地域が被災すれば災害復興期の医療を担うこともある。またDMAT事務局も長期に渡り被災地をフォローする。このセッションではDMATを含む災害医療システムが災害サイクルの中でどのような役割を担ってきたか振り返りたい。
シンポジウム
1 阪神淡路大震災から30年
~首都直下型地震に向けて~
阪神・淡路大震災から30年経過した。その教訓からわが国の災害医療システムは一定の進歩を遂げたが、残る課題も多い。中でも人口密集地である首都直下地震への対策は進んでいるのか?都市型地震災害の最たるものと予想される首都直下地震の被害想定と余儀なくされる対応、それを踏まえた対策(Prevention)、計画(Preparedness)など、医療だけででなく・保健・福祉、救助、そして行政分野の視点からの演題を募集し、議論を進める。
2 富士山噴火対応(仮)
わが国においては、地震、台風、火山噴火が三大自然災害である。火山噴火は、地震、台風に較べると発生頻度が低く対応計画が後回しになりがちだが、令和3年3月に富士山火山ハザードマップの見直しが行われ、市街地近傍に想定火口が設定されたことにより、より早く避難する必要が生じ、令和5年3月に富士山火山避難基本計画が策定された。富士山セッションは、本学会でも毎回恒例のセッションとなったが、今回は、富士山火山避難基本計画を受けて関係機関の取り組みを共有したい。
3 災害時における医療コンテナの活用について-能登半島地震における教訓と今後について-
第8次医療計画の中に「医療コンテナ」が明記され、各都道府県に向けて医療コンテナの活用についてのガイドライン案等を厚生労働科学研究の中で検討中、能登半島地震が発生した。それに伴い国として被災地11箇所に「医療コンテナ」を設置し活用された。本セッションは、その際に浮き彫りになった課題を確認するとともに、ガイドラインへの反映も視野に入れながら今後の災害時における「医療コンテナ」活用のあり方を検討する。
4 災害時のドクターヘリの運用について
災害発生時に緊急的な医療搬送は「ドクターヘリ」が最も有効である。全都道府県にドクターヘリが配置された今,各都道府県や地域で,実災害対応を含め,先進的な災害発生時のドクターヘリ運用の計画や訓練等の実施を共有し今後の体制強化につなげていきたい。
5 高齢者施設と熱中症
パネルディスカッション
1 災害のこれまでとこれからを考える
~トリアージ~
外傷傷病者の中で、どの傷病者を優先するか、という考え方(個人)から、地域内病院の機能温存の視点から優先順位を決める、という考え方まで広がっている。歴史を鑑み、その上で、将来の姿を考える、というセッションを考える。
2 災害のこれまでとこれからを考える
~多機関連携~
日本の災害医療のこれまでとこれからについて、特に他機関連携の観点で議論を深める。過去の大規模災害において培われてきた医療機関、地方自治体、消防、自衛隊、ボランティア、さらには民間企業との連携体制の成功と課題を振り返りつつ、今後の災害時における新たな連携のあり方を探求する。特に、社会情勢の変化や技術の進展に伴う新たな方向性についても議論し、持続可能な災害医療体制の構築とはどのように考えるべきかを検討する。
3 災害のこれまでとこれからを考える
~保健分野・DHEAT~
能登半島地震では100チームを超えるDHEATが活動し、大規模なDHEATの活動となった。DHEATの活動を振り返り、保健医療福祉の3分野のニーズと支援をどのように調整していくのか、今後の展望を含めたディスカッションしたい。
4 災害のこれまでとこれからを考える
~福祉分野~
災害医療支援において福祉分野と連携の重要性が高まっている。本セッションでは福祉関係者のこれまでの災害支援活動や今後の取り組みなどについての発表を聴講し、福祉分野の災害対応力の向上や保健医療福祉の連携体制の強化についてのディスカッションを行う。
5 災害のこれまでとこれからを考える
~NGO・NPO~
本セッションでは、災害医療におけるNGO・NPOのこれまでの役割と今後の展望について議論を行う。過去の災害対応におけるこれら団体の貢献と課題を振り返り、未来の災害対応に向けた革新や改善策を検討することを目的としている。特に、迅速な初動対応から中長期的な支援活動に至るまでのプロセスにおけるNGO・NPOの役割、他機関との連携強化、そして支援体制の持続可能性を議題とし、これからの災害医療に貢献する具体的な成果を目指すものである。
6 災害のこれまでとこれからを考える
~透析・在宅医療~
透析・在宅医療は一般的な生活インフラに強く依存するものであり、災害時に容易にその脆弱性を露呈することとなる。本セッションでは、過去の災害事例での対応経験と、現在検討されている対応策を共有することで改めて今後の災害への対応を共有することを目的としている。
7 災害のこれまでとこれからを考える
~JRAT~
東日本大震災を契機にJRATが整備されて10年以上が経過した。この間、多くの災害でJRATは活動し、災害リハビリテーションの重要性を示し、多くの成果を残した。本セッションではこれまでのJRAT活動を振り返り、災害リハビリテーションの最近の話題、さまざまな支援チームとの連携や来るべき災害への対応について議論したい。
8 災害のこれまでとこれからを考える
~遺族対応・DMORT~
大災害ではどれほど対策が進められても一定の死亡者が発生することは避けられない。従って救命対策と同時に死亡・遺族対応も考えておかねばならない。遺族対応はDMORTの活動が広く知られているが遺族のニーズは多様であり、多角的視点からの検討が必要と考えられる。災害死亡に関連する種々の立場から今後に向けての課題を議論したい。
9 災害のこれまでとこれからを考える
~BCP研修はどこへ行く?~
BCPの策定、研修は、厚労省をはじめとして全国的な規模あるいは都道県などの自治体規模での働きかけにより、徐々に浸透してきている。災害拠点病院から始まった医療機関におけるBCPのあり方やゴールは、医療機関それぞれで、また災害種別に異なり混沌としており、BCP研修委員会としてどう対処していくかについては、いまだに検討課題である。一方、今年度から高齢者・福祉施設におけるBCP策定が義務化された状況を踏まえ、実際に能登半島地震でも露呈された、医療機関と高齢者・福祉施設をつなぐBCPの策定、そのための研修制度の必要性がクローズアップされている。本パネルでは、病院におけるBCP研修の実際・あり方を考えるとともに、医療のカウンターパートである福祉保健施設でのBCPの橋渡しをどのように具体化していくのかについての討議を深めたい。
10 災害のこれまでとこれからを考える
~アクセス対策~
被災した医療機関へのアクセス可否の情報、道路啓かいは重要である。これまでの災害における問題点をあげ、今後の対応策として、公的な立場、ボランティア団体における取り組みをご発表いただき、早期支援が必要な医療機関へのアクセスをどのように確保するかをディスカッションする。
委員会企画
1 DMASセッション
災害医学会学生部会(DMAS)企画。看護医療系学生だけでなく多分野の学生とのディスカッションができればよいのではないかと考える。
2 クラッシュ症候群(Crush Syndrome : CS)に多職種で立ち向かう
クラッシュ症候群をより多く救命するためには、発災直後から要救助者を救出する可能性のある市民の行動、現場の救助活動、トリアージやCSMを含む現場医療活動、広域搬送、病院内集中治療が早急にかつ的確に行われる必要がある。一般市民、医療者(DMATを含む)、消防、警察、自衛隊、海上保安庁、NGO団体、外部支援機関(国際)が発災からクラッシュ症候群には関り、この多くの機関が一貫し同じ方向を向いて対応することが非常に重要である。日常の医療では遭遇することの稀なクラッシュ症候群だが、阪神淡路大震災で多くのクラッシュ症候群と向き合った方々の知識、技術、経験をしっかりと次世代が引継ぎ、来るべき大災害に備えるために、今一度クラッシュ症候群を考えることが大切と考える。
3 災害医療と産学連携
災害医療と産学連携のあり方(倫理面を含む)の論議を行い、聴者への理解参画を求める。
4 能登半島地震 こんなものが欲しかった
能登半島地震を振り返り、今後の産学連携への足がかりとしたい。
5 災害時におけるELSIについて(仮)
災害時の倫理的(Ethical)法的(Legal)社会的(Social)な課題について討議し、学会内での合意形成はもとより社会に向けた発信を行うために、ELSI検討委員会が2024年4月に設置された。しかしその扱う範囲は広く、立場による差異も大きく、混乱の歴史も長い。ここで改めて「なぜこのことを考える必要があるか」を学会員とともに整理し、社会への啓発を見据えた委員会のアウトカムを共有したい。
6 避難者を幸せにする避難所
「避難者を幸せにするための避難所」を目指し、支援者がどのような支援や環境を提供することが必要なのかを多職種からの発表・ディスカッションをとおして聴講者に知っていただき、学会参加者それぞれがこのことについて考える機会とする。
7 災害医療におけるロボティクス活用
ロボット技術の進歩とともに、災害時活用には多くの期待が寄せられ、可能性が広がっているなかで、ロボット学会の先生方と将来の展望について議論する。
8 地域の要配慮者が災害時に必要とする支援と「食べる」
特に福祉的なサポートとともに地域で生活されている方々に対し、いかに迅速に多職種・多組織が繋がりをもった「食べる」支援を届けられるかは、健康管理として重要である。迅速に「食べる」支援を届けるためにはどのような連携やネットワークが必要なのか、更には、そのために平常時よりどのような準備をしておくことが大切なのかを、議論したい。
B. C. 一般演題(口演・ポスター)
総論
1 指揮・調整・連携
2 安全管理・衛生対策
3 ライフライン・資源供給体制・施設設備関連
4 情報・通信・セキュリティ
5 病院避難
6 病院機能維持
7 トリアージ
8 治療
9 搬送
10 BCP・マニュアル全般
事例報告・対策
1 自然災害(能登半島地震除く)
2 能登半島地震
3 テロ対策・CBRNE・事態対処医療
4 マスギャザリング・イベント医療
5 国際支援
研修・訓練
1 学生教育
2 成人教育
3 病院・施設内教育
4 地域・他組織連携
各種団体・関連分野
1 災害医療コーディネーター
2 DMAT・災害拠点病院
3 JMAT・医師会
4 赤十字
5 小児周産期
6 精神・心のケア
7 薬事
8 看護
9 リハビリ
10 慢性疾患・在宅医療
11 栄養・食事
12 実働機関(自衛隊、海上保安庁、消防、警察等)
13 他学会との学術連携
保健・福祉との連携
1 保健医療福祉調整本部
2 保健所での活動・支援
3 福祉行政・社会福祉施設での活動・支援
4 避難所関連
5 災害時要配慮者・震災関連死・遺族対応
その他
1 病院船・医療コンテナ
2 新技術・システム及び新構想
3 SDGs・男女共同参画
4 その他

演題登録

演題名(日本語) 演題名(英語)
全角66文字以内 半角180文字以内
抄録本文(図表なし) 抄録本文(図表あり)
全角500文字以内
(総文字数800文字以内)
全角335文字以内
(総文字数536文字以内)

※会員番号が分からない場合は「9999」とご入力ください。

※学生(学部生のみ、大学院は除く)の演者(共同演者も含む)は、所属機関名の最初に「学生」と必ず記載してください。

登録方法

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演題採否

演題の採否、発表日時等の詳細につきましては、12月上旬(予定)にご登録いただきましたEmailアドレスにご案内させていただく予定です。なお、発表形式等の最終的な決定は、会長にご一任ください。

演題登録に関するお問い合わせ先

第30回日本災害医学会総会・学術集会記念大会
運営事務局

株式会社コングレ中部支社内
E-mail:30jadm-ab@congre.co.jp

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