ご挨拶

第29回日本災害医学会総会・学術集会会長 髙階 謙一郎

第30回日本災害医学会総会・学術集会
会長 北川 喜己

(名古屋掖済会病院 病院長)

謹啓

  この度、2025年3月6日(木)〜8日(土)の3日間にわたり、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)におきまして、第30回日本災害医学会総会・学術集会を開催させていただくこととなりました。会長にご指名いただき、大変光栄に存じます。

 日本災害医学会は、1995年日本集団災害医療研究会として発足し、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件などの災害発生を通して浮き彫りにされた問題点を解決すべく、医療関係者だけでなく消防、防災行政、研究者などの多領域の研究者が集結し災害医学・災害医療に関して協議してきました。2000年より日本集団災害医学会、2018年からは現在の日本災害医学会と名称変更し、現在では5,000名以上の会員を有するまでに成長してきています。その間、東日本大震災や今年年頭の能登半島地震をはじめとする地震災害、西日本豪雨や令和元年房総半島台風・東日本台風といった風水害など数多くの自然災害や新型コロナウィルスなどの感染症対応を経験し、多くの会員の皆様が現場~対策本部活動だけでなく、福祉・保健とも連携を図りながら対応にあたってこられました。災害を経るたびに進化をとげてきた日本DMATの仕組みも来年で発足20年です。これら会員の皆様の活動に敬意を表するとともに、今回日本災害医学会総会・学術集会として第30回の記念大会を迎えるにあたり、皆で多くの体験の中から得られた知識・技術を共有し、知恵を絞り、整理してまとめ、来るべき災害に向けて備えるべくさらに学会として発展することが必要だと感じています。

 そこで、今回本学会のメインテーマを「海とともに生きる!伊勢湾台風復興の地で災害のこれまでとこれからを考える」とさせていただきました。各機関・団体が伊勢湾台風復興の地に一堂に会し、災害医療の歴史を振り返りながら、災害医療体制のさらなる向上を目指したいと考えています。副会長は名古屋大学名誉教授・特任教授、あいち・なごや強靭化共創センター長の福和伸夫先生にお勤めいただき、強力な支援をいただきながら、医療のみならず保健・福祉分野、更には防災・減災・災害復興に至るまでの幅広い分野における災害対応について議論を行っていく予定です。充実したプログラムとするためにも何卒多くの演題をご応募いただければと思います。第29回大会では、能登半島地震の災害支援活動のため急遽会員懇親会が中止となりました。会長を務められた高階先生をはじめスタッフからは、くれぐれも名古屋で開催をと熱いバトンを受け取っています。

 是非一人でも多くの会員の皆様に会場までお越しいただき、お互い研鑽し、交流を深め、全国の絆を繋いで実り多い学術集会にしたいと思います。ご協力ご支援を心からお願いして、ご挨拶とさせていただきます。

謹白

■PV

学術集会事務局

事務局長

企画担当 高橋 礼子

愛知医科大学 災害医療研究センター

事務担当 太田 雅博

名古屋掖済会病院 救命救急センター

名古屋掖済会病院
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