第31回日本腰痛学会 The 31st Annual Meeting of the Japanese Society for the Study of Low Back Pain

会長挨拶

第51回日本生体電気・物理刺激研究会
会長 高橋 謙治
(京都府立医科大学大学院医学研究科 運動器機能再生外科学 (整形外科学教室) 教授)

第51回日本生体電気・物理刺激研究会の開催にあたって

 このたび2025年3月8日(土)に第51回日本生体電気・物理刺激研究会を京都府立 京都学・歴彩館で開催させていただきます。
 日本生体電気・物理刺激研究会は、当教室の先輩である故保田岩夫先生が1976年に「骨と電気刺激の研究会」を主宰されたことに始まり、以降生体への物理刺激療法に興味を持つ主に工学系、医歯学系研究者や臨床家の学際的研究会として開催されてきました。長い歴史を持つ本会を原点である京都の地で主催させていただきますことに深く御礼申し上げます。
 第51回の研究会のテーマは“生体電気・物理刺激の刮目相待”とさせていただきました。刮目相待とは三国志 「呉書」呂蒙伝「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし」からの言葉です。進歩著しい工学技術を用いた医学研究は短期間に大きく成長する、目を見開いてその成長を勉強する必要があるという意味を込めました。様々な電気・物理刺激は検査や治療を中心に医療の分野で用いられ不可欠となってきております。新しい機器も続々と開発、導入され臨床現場に普及していますが、本研究会の議論や聴講を通じて参加者にこれまでとは違った視点で生体電気・物理刺激療法の進歩を刮目相待いただければと考えます。普段とは異なる視点を是とする学際的研究会であり、幅広い皆様方から多くの演題をお待ちしております。
 本年も第50回研究会に引き続き現地会場での研究会を予定させていただきました。会場は京都植物園の隣で3月上旬と梅の見頃で、桜の観光シーズン前でもあるため落ち着いた京都の風情をお楽しみいただけるものと思います。
 参加される先生方に有意義なものとなるよう、教室員一同鋭意準備を進めておりますので皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。