第64回九州リウマチ学会  
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【主 催】
大分赤十字病院 リウマチ科
〒870-0033
大分県大分市千代町3-2-37
TEL:097-532-6181
【学術集会事務局】
大分大学医学部 内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座
〒879-5593
大分県由布市挾間町医大ケ丘
1-1
TEL:097-549-4411(代表)
【運営事務局】
株式会社コングレ九州支社
〒810-0001
福岡市中央区天神1-9-17-11F
TEL:092-716-7116
FAX:092-716-7143
E-mail:
64k-ryumachi@congre.co.jp
 

会長挨拶

 
 
第64回九州リウマチ学会
会長 石井 宏治
(大分赤十字病院 リウマチ科 部長)
 伝統ある九州リウマチ学会の第64回会長にご指名頂き、大変光栄に感じますと同時に、その責任の重さも感じながらの毎日でもあります。このような機会を与えてくださった運営委員会はじめ学会員の皆様方、また学会の準備をサポートして頂いている皆様方に心より御礼申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症によって、世界は未曽有の事態に晒され、我々も大きな影響を受けながらの診療が続いております。学会もWEB開催が主流となっていますが、この九州リウマチ学会は顔の見える関係での発表と盛んな意見交換が特徴でもありますので、可能な限り現地開催を目指して準備して参ります。
 今回の学会のテーマは「患者さんに優しいリウマチ・膠原病診療を目指して」とさせて頂きました。早いもので、関節リウマチ(RA)は生物学的製剤が登場して20年近くが経過し、JAK阻害薬も5製剤が加わり、我々はかつてないほどの治療薬を手にしています。しかし、どの製剤が目の前の患者さんに最も適しているか、などの使い分けについてはよく判っていません。また、膠原病治療においてはステロイドなどによって生命予後は大きく改善していますが、その後の長寿社会においては感染症、骨粗鬆症、大腿骨頭壊死、糖尿病、心血管イベントなど、生活の質を大きく低下させる合併症の問題は山積しています。今後は患者さんを救命するだけではなく、生活の質を落とさない、健康で長生きできる、患者さんに適したより優しい医療を目指していくことも重要と思われます。そこで、今回の主題として以下の4つを取り上げてみました。
主題Ⅰ.リウマチ・膠原病の新規治療薬の効果と問題点
RAでは2つの新規JAK阻害薬も加わり、生物学的製剤やJAK阻害薬はRA以外の疾患にも適応拡大されてきています。間質性肺疾患や強皮症などでも使用できる薬剤が増えています。これらの新規治療薬を適切な時期に適切な患者に使用していくにはどうしたら良いのか、予後の改善やステロイドの減量は進んでいるのか、などについてご発表頂ければと思います。
主題Ⅱ.高齢RA患者に対する治療やチーム医療の取り組み
高齢化社会が進む昨今においては、高齢RA患者や高齢発症RAの増加を認めるため、早期の疾患活動性のコントロールに加えて、それを安全に長期間維持していくためのトータルマネジメントが大変重要になってきています。職種を問わず各御施設の取り組みについてご紹介頂ければと思います。
主題Ⅲ.リウマチ変形のアンメットニーズに対する整形外科的介入
RAでは薬物で疾患活動性をコントロール出来た後でも問題となってくる、手指や足趾、肘や肩などの変形に対する整形外科的治療介入も、益々重要となってきています。生活の質を保つためにアンメットニーズに対する手術や手術以外の取り組みについても教えて頂ければと思います。
主題Ⅳ.COVID-19とリウマチ・膠原病診療
ここ3年程度はCOVID-19のパンデミックという困難な状況の中で、患者さんへの対応や施設での予防対策、ワクチン接種など、これまでになかった新しい経験を積み重ねられていると思います。これらについての知見や経験を皆で共有して、今後の診療に生かしていければと存じます。
 今回の学会の特別講演はこの学会に縁の深い、北里大学の山岡邦宏先生にお願いしております。まだCOVID-19は収束していませんが、こちらも新規治療薬の開発が急速に進んでいますので、9月には皆様に大分に来て頂けるものと確信して準備を進めております。まだ残暑の厳しい時期とは思いますが、それにも勝る熱い発表や活発なディスカッションが行われることを楽しみにしております。奮ってご参加の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
 
 
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