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| 第69回日本手外科学会学術集会 |
| 会長 副島 修 |
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福岡山王病院 整形外科部長、福岡国際医療福祉大学 教授） |
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このたび、2026年4月9日（木）・10日（金）の2日間にわたり、第69回日本手外科学会学術集会を福岡市のホテルニューオータニ博多および電気ビル（共創館・本館）にて開催する運びとなりました。このような貴重な機会をいただけますことに、関係者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、その責任の重さを改めて実感しております。福岡市での開催は、1973年の九州大学・西尾篤人教授、1983年の福岡大学・高岸直人教授以来、実に43年ぶり3回目となります。この歴史ある学術集会を、再び福岡の地で開催できることを大変嬉しく思います。そして、この場が未来を見据えた学びと交流の場となるよう、心を込めて準備を進めております。
今回の学術集会のテーマは、『やさしい手外科—持続可能なスタンダードを目指して』"Gentle for Patients, Simple for Physicians"といたしました。医療技術が日々進歩を遂げる一方で、診断や治療法はますます高度化・複雑化しています。しかし、患者さんに寄り添う優しさと、若い医師にも理解しやすいシンプルで持続可能な治療指針が、これからの時代に強く求められることでしょう。
本学術集会では、診療の複雑さを整理し、手外科における新たなスタンダードを見つめ直すとともに、未来へつながる指針をともに模索していきたいと願っています。特別講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ハンズオンセミナーや教育講演など、実践的で最新の知見を学べるプログラムを企画しています。さらに、これからの持続可能な学会の実現に向けて、女性や若手医師に焦点を当てたセッションも取り入れ、多様性と未来への発展を見据えた内容をお届けしたいと考えています。この学術集会が会員の皆様、特に若手医師にとって、実り多く温かな学びの場となるよう、福岡大学整形外科学教室および同門会の皆様のご協力をいただきながら、着実に準備を進めております。
福岡はアジアへの玄関口として国際交流の要所であり、自然や文化、食の魅力にも恵まれた街です。学術集会のポスターには、自然豊かな糸島の「幣の浜（にぎのはま）」、福岡ドームや福岡タワー、そして航空会社と嵐のコラボCMで注目された宮地嶽神社の「光の道」を背景に選びました。これらは、手外科の「やさしさ」と「持続可能性」を象徴するものとして表現しています。見どころ、食べどころ満載の春の福岡で、皆様とともに最新の知識を深め、これからの手外科医療について温かく語り合えることを心から楽しみにしております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。 |
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