第78回済生会学会 令和7年度済生会総会
学会長 三木 恒治
(済生会滋賀県病院 院長)
第78回済生会学会・令和7年度済生会総会を、令和8年2月14日(土)、15日(日)、滋賀県大津市の『滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール』と『びわ湖大津プリンスホテル』にて開催させていただきます。滋賀での開催は19年ぶり、通算3回目の開催となります。歴史と伝統ある本学会の運営に当たり、誠に光栄で身の引き締まる思いです。
学会テーマは「働かん方改革!? -医療生産性の効率化を求めて-」としました。
働き方改革ではなく、「働かん方改革!?」といたしましたのは、今日の医療現場では、医療の質を高めるために、医療従事者の負担が増す一方で、働き方改革の導入により、労働時間の短縮が提唱されるなど、二律背反する課題を解消し、持続可能な医療体制を構築する必要があります。 全国の済生会で実際に実践されている、質の高い医療を担保しながら、医療生産性の効率化を求め、さらに医療従事者の負担を減らす具体的な取り組みを共有し、効果的な改革を推進したいと考えメインテーマとしました。
このテーマに基づき、済生会で働く皆様が、最新の研究成果や知見を共有し、活発な議論を繰り広げる場となることを期待しております。
特別講演では、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞された『山中 伸弥先生』に動画口演を、また基調講演として国の「AIホスピタル」による高度で先進的医療の推進にも取り組んでおられる『中村 祐輔先生』にご登壇いただきます。そのほか、シンポジウム、一般演題など、多くの方が学びあい、親しく交流のできる場を準備して参ります。
学会会場である滋賀県は、美しい自然と豊かな歴史文化が融合した魅力あふれる地域です。
琵琶湖を中心に広がる風景は、四季折々の表情を見せ、多くの観光客を魅了し、比叡山延暦寺や彦根城など、歴史的価値の高いスポットも点在しています。さらに、近江牛や琵琶湖の新鮮な湖魚に代表される地元の食材を活かした郷土料理も楽しむことができます。皆様にはぜひ学会・総会にご参加いただきますとともに滋賀の魅力をたくさん味わっていただきたいと思います。
梅の花が咲く立春の滋賀で、多くの皆様とお会いできますことを、心より楽しみにしております。
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