第79回国立病院総合医学会 The 79th Annual Meeting of Japanese Society of National Medical Services

会長挨拶

会長 阪上  学
(独立行政法人国立病院機構 金沢医療センター 院長)

副会長 伊勢 拓之
(独立行政法人国立病院機構 石川病院 院長)

副会長 安井 正英
(独立行政法人国立病院機構 七尾病院 院長)

 第79回国立病院総合医学会は、東海北陸グループが担当、令和7年11月に北陸・金沢の地で開催することとなりました。
金沢医療センター・石川病院・七尾病院が中心となり準備を進めています。
 今回の学会のメインテーマは「輪・環、そして和 ―未来への「わ」の創成―」としました。最初の「輪」には、多職種連携やチーム医療、地域連携の推進の意味を込めました。医療DXの進歩は、これらの輪の新たなあり方をもたらすものと考えます。
また、この「輪」は令和6年能登半島地震において、全国のNHO病院が支援に入っていただいた輪島の輪でもあります。災害医療や地域医療の再整備といった観点からの議論も深めたいと考えています。
 2つ目の「環」には、我々をとりまく職場環境改善や働き方改革の意味を込めました。少子高齢化が進み働き手の確保の課題も深刻となりつつあります。よりよいシステムづくりを話し合う機会にもしたいと思います。
 そして、3つ目の「和」には、日本人としての誇りであるなごみの心や行動をあらわしています。職員一人一人が今一度この和の心を大切にし、それぞれの病院、また国立病院機構が信頼される組織となること、さらにはこれらを大切にすることが、平和な社会に結びつくことを期待した言葉としています。
 今回の学会ポスター図案には、メインテーマ「わ」にふさわしい日本画「東山」を使用させていただきました。東山は金沢の代表的な観光地でもあります。皆様、是非この金沢で開かれる学会へ参加し、学会での活発な議論、そして文化都市とされる金沢の町を楽しんでください。
 本学会を通じて、参加する皆さん、そしてNHOが未来へと繋がる「わ」を創っていく貴重な機会となれば幸いです。
金沢で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。