第25回放射線腫瘍学夏季セミナー 25th Radiation Oncology Summer Seminar

ご挨拶

第25回放射線腫瘍学夏季セミナー
世話人 岡嶋 馨
近畿大学奈良病院放射線科部長

伝統ある放射線腫瘍学夏季セミナーを、今年は 8月3日 (土)、4日 (日) の 2日間、奈良市で開催させて頂くことになりました。会場の奈良春日野国際フォーラム 甍 I・RA・KAは奈良公園の中にあり春日大社や東大寺にとても近い位置にあります。

本セミナーは会員から非常に人気が高く、1999年に開始され今年で25回となります。その第1回は近畿大学の西村恭昌前教授が当番世話人として大阪(北千里)で開催しました。記念すべき第25回の当番をさせて頂くことに感動と喜びを感じております。

今年はセミナー全体のテーマを「照射範囲と照射線量」としました。寡分割照射やオリゴ転移に対する治療のように照射の適応と方法は進歩し続けているので、さらに照射したら治癒しないのか、もっと少ない照射線量でも治癒しないのか、という誰もが日常考える疑問にいくらかでも答えが出るような内容を目指しました。古くて新しいテーマですがエビデンスの積み重ねとともにこの基本的な部分が革新的に進歩している今、若手にも経験者にも楽しんで頂けましたら幸いです。

また夏季セミナーには各地をめぐる楽しみもあり、数十年ぶりに奈良を来訪される方もおられるかもしれません。オンデマンド配信も用意しておりますが今回は現地参加の人数に制限もございませんので、可能な方はぜひこの機会に奈良までお運びください。充実したセミナーとなるようスタッフ一同心を込めて準備してまいります。多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。