このたび、第4回日本Knee Osteotomy and Joint Preservation 研究会を2025年4月11日(金)~12日(土)の2日間、札幌コンベンションセンターにて開催させていただくこととなりました。本研究会は、日本Knee Osteotomyフォーラムから発展した研究会であり、「膝関節温存・再生を目指した骨切り術全般、半月板、軟骨、靱帯等の治療における基礎および臨床研修の発表を通し、会員が相互に知見を交換することによって研究の推進をはかり、人類の健康維持に資すること」を目的に2020年に設立されました。
第4回の学術集会のテーマは、「Evidence based Innovation」とさせて頂きました。近年、関節温存のための骨切り術は、めざましい発展を遂げ様々な手技が報告されています。高位脛骨骨切り術(HTO)に代表される手技は、長い歴史を有し、多くの先生の基礎および臨床研究によりエビデンスが蓄積されています。今後の膝周囲骨切り術などの関節温存術の革新的な発展のためにも、先人の先生方が積み上げた偉大な業績から学ぶことは多く、それらをもとにより良い手技の開発や研究の発展に繋げていただく機会を提供したいと思っております。本研究会が、先人の残された膨大な業績とその理論的背景などを理解する場になればと考えております。またシンポジウムでは、最新の手術方法を紹介していただき、手術のコツやピットフォールを学べる機会を提供できればと考えています。
4月の札幌はまだ雪が残る季節ですが、是非会場にお越しいただき活発な討論を通して日々の診療に直接つながるような研究会になれば幸いに存じます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第4回日本Knee Osteotomy and Joint Preservation研究会
学術集会会長
近藤英司
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