日本臨床麻酔学会 第39回大会 The 39th Annual Meeting of the Japan Society for Clinical Anesthesia

会長挨拶

齋藤 繁

日本臨床麻酔学会 第39回大会

会長 齋藤 繁

群馬大学大学院医学系研究科 麻酔神経科学講座

日本臨床麻酔学会第39回大会長を担当させて頂くにあたり謹んでご挨拶申し上げます。

私ども群馬大学大学院医学系研究科麻酔神経科学講座はこれまで手術麻酔・集中治療医学・疼痛学・ペインクリニック・環境医学などに関して臨床的および基礎的研究を続けて参りました。今回、これまでの活動内容をご評価頂き、日本臨床麻酔学会 第39回大会の開催校を拝命致しました。日本臨床麻酔学会の年次大会は春の日本麻酔科学会学術集会と並んで、本邦麻酔業界の秋の一大イベントです。例年3000名程度の参加者を迎え、手術麻酔や集中治療、痛み治療などを専門とする医師たちの重要な会合になっています。第39回は2019年11月7 - 9日に軽井沢プリンスホテルを中心に開催いたします。今回の大会では、専門領域の各種話題に加え、医療安全とそれを担保するための医療スタッフの労働環境整備にフォーカスをあてています。大会テーマも、受療者、医療スタッフ双方の健全な生活を目指すという意味合いから、wellness としました。これまで、大会開催内容について、全国で麻酔の臨床ならびに集中治療、ペインクリニック等に従事する医師やメディカルスタッフの方々から広くご意見を頂戴し、プログラム作成にあたっては頂戴した貴重なご意見を反映させています。今回の学術集会が、参加者の皆さんにとって、楽しくためになる情報交換の場となることを運営スタッフ一同期待しています。

開催地の軽井沢は、日本を代表する高級リゾート地であり、浅間山の山麓に広がる自然環境豊かなエリアです。従来からのネーチャリングやスポーツアクティビティーに加え、大型アウトレットモールでのショッピングも楽しめるようになりました。東京から北陸新幹線で1時間少々と交通の利便性も高く、国内はもとより世界各国から多くのリゾート滞在者を受けいれています。国際会議に対応できる施設も充実しており、各国の政府要人を迎えた会合も頻繁に開催されています。通常の学会会場とはちょっと異なった雰囲気となり、ガチガチの学会を期待される方には少々違和感がある部分があるかと思いますが、多少のご不便はお許し頂き、学術活動とリゾート滞在の双方をこの会への参加でご体験頂きますようお願い致します。

特に宿泊に関してはビジネスホテルがないことでご不便をおかけいたします。しかし、大会のテーマである"Wellness"を実践するには最適の温泉や高原コテージ、ペンションが多数ございます。そうした宿泊施設を積極的にご利用頂き、大会への参加に合わせて、職場のお仲間やご家族とのリフレッシュの機会としてもご活用頂きたいと思います。是非、秋の軽井沢に皆さまお誘い合わせの上ご来訪いただき、リゾート学会を満喫していただきますようご案内申し上げます。

2019年 8月吉日

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