ご挨拶/第44回日本核医学技術学会総会学術大会
第44回日本核医学技術学会総会学術大会
大会長 森 一晃
(虎の門病院 放射線部 科長)
会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、第44回日本核医学技術学会総会学術大会の大会長を拝命しました。大会開催にあたり、会員ならびに関係者の方々に謹んでご挨拶申し上げます。
第44回日本核医学技術学会総会学術大会は、2024年11月7日(木)・8日(金)・9日(土)の3日間、会場は横浜市のパシフィコ横浜会議センター/展示ホールAにて、第64回日本核医学会学術総会(橋本順会長 東海大学医学部放射線科)との合同で開催いたします。関東圏での開催は2017年の横浜以来の開催となります。パシフィコ横浜は春のJRCの会場でもあり、会員の方々にとっても来慣れた地だと思います。COVID-19が5類感染症に移行されて以降、人が集まる機会が多くなり、大会開催も会場主体となりますが、より多くの方々に参加していただきたく、現地参加に加えてオンデマンド配信を実施するハイブリッド形式での開催を予定しています。
本大会のテーマは「築く・繋ぐ・核医学 Nuclear Medicine - Creation and Communication-」としました。PETアミロドイメージングや新しい核医学治療や腫瘍イメージングの導入により新たな検査技術を“築く”、タスク・シフト/シェアに伴う業務拡大による職種間の強い“繋がり”の意味を込めています。本大会が開催される頃にはアルツハイマー型認知症の疾患修飾薬が保険収載され、アミロイドPETの臨床利用が進んでいるころと思われます。このようなタイミングに学会へ足を運んで、新しい検査の技術やこれから導入される治療や検査の知識を得ていただきと思います。また、学会では女性の放射線技師が増えてきたことに対応し女性活躍推進員会(はなみずきの会)を設立し、初の会合が本大会に合わせて開催されます。加えて、新しい助成金制度としてトラベルアワードも本大会からの実施を計画しています。卒後教育プログラム、基礎講座でも時勢に合わせた内容を準備してまいります。
さて、本大会のポスターデザインとなっている横浜スカイキャビンは日本初の都市型循環式ロープウェイです。横浜はナポリタンや牛鍋、アイスクリームといったグルメや鉄道などの文化の発祥地でもあります。学会に参加した後には、そんな聖地を散策してみるのも一考だと思います。
様々なものの発祥の土地でもある横浜で、新しい知見に触れ、大会に参加して十分満足いただけるよう、実行委員一同準備に取り組んでおります。多くの方々にご参加いただき、会場で語り合えることを楽しみにしています。