大会長ご挨拶

第21回日本腹膜透析医学会 学術集会・総会会長 中山 昌明

第21回日本腹膜透析医学会 学術集会・総会
大会長 中山 昌明
福島県立医科大学 腎臓高血圧・糖尿病内分泌代謝内科学講座

2015年11月に予定されている第21回日本腹膜透析医学会学術集会・総会にあたり、本大会長の任を私が努めさせて頂くことになりましたこと御挨拶申し上げます。

腹膜透析療法は、末期腎不全で苦悩する人々の社会家庭復帰を支援してきました。この治療により、患者が自らの家庭や社会での役割を再び果たせるようになったことで、本来の自分を取り戻せた方々は少なくないと思います。

一方、腹膜透析の治療体系は、実地で患者と直接向き合う医療者に加えて、研究者、企業や行政関係者など幅広い領域の多くの人々の尽力と互いの有機的なフィードバックにより築かれてきました。

このような腹膜透析の在り様は、先の大震災で困難に陥った人々が自立と復興を目指すのと、それを支援する社会の様々なレベルでの人々の崇高な行為と情熱に、それぞれ重なるものがあります。今回、東北地方の中心である仙台での学術集会・総会の開催は、このような社会状況と腹膜透析の復興という意味を重ねて決定させていただきました。

本大会では、「患者」と「社会」に対する腹膜透析の有用性を増すために、将来に向けて私たちは何をすべきなのかという課題を掲げ、実地と科学の両面からの議論の場とする所存です。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

副大会長ご挨拶

第21回日本腹膜透析医学会 学術集会・総会 副会長 内田 明子

第21回日本腹膜透析医学会 学術集会・総会
副大会長 内田 明子
聖隷横浜病院総看護部長

2015年度第21回日本腹膜透析医学会学術集会・総会の副大会長を務めさせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。

腹膜透析は、通院回数が少ないことや循環器系への影響が少ない、ライフスタイルに合わせたスケジュールが可能などの理由により、末期腎不全患者の社会復帰や生活の質の向上に寄与した治療法として選ばれてきました。また、近年は患者の高齢化や在宅医療の推進などにより、誰かの支援を受けながらの腹膜透析も選択肢の一つとして認識されつつあります。

これまでPDナースたちが築いてきた高度なPD看護を今こそ存分に発揮し、透析治療という非常に科学的な治療を継続していかなければならない患者さんに、科学の力によって適正な治療を安全に提供し、かつ、患者のもつ精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛にもフォーカスを当て、生活の質を維持する看護を展開したいです。

学術集会は、研究者やフロントラインで患者に直接ケアを展開する臨床スタッフが一堂に集い、様々な議論や情報交換のための重要な場です。

この貴重な場と時間を透析医療に携わる仲間たちと共に、存分に楽しんでいただきたいと思います。

仙台にてお会いできることを楽しみにしております。

  
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市民公開講座

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糖尿病内分泌代謝内科学講座
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