JSPEN2027のテーマは「アナボリックレジスタンスに挑む!」です。GLIM基準の普及により、低栄養患者を見逃さずに診断し、適切な栄養ケアにつなげる取り組みが、全国で広がってきました。一方で、実際の臨床現場では、栄養を十分に投与しているにもかかわらず、体重や筋肉量が思うように改善しない患者さんに日々直面しているのも事実です。
その背景には、炎症、加齢、身体活動量の低下、薬剤などが複雑に関与する「同化抵抗性(アナボリックレジスタンス)」の存在があります。これは栄養治療の成果を左右する極めて重要な課題であり、職種を超えて共有し、向き合うべきテーマだと考えています。JSPEN2027では、この同化抵抗性に正面から取り組み、より効果的で個別化された栄養治療のあり方を、会員の皆さんと一緒に考えていきたいと考えています。
本ポスターでは、こうした「挑む姿勢」を、名作CMとして名高いApple Macintosh 1984 *へのオマージュとして表現しました。このCMは、それまでIBMが支配していた大型コンピュータ中心の閉塞的な世界を象徴する「壁」を、AppleがMacintoshというパーソナルコンピュータの登場によって打破する様子を、若い女性がハンマーを投げて壁を打ち破るという印象的な映像で描いたものです。
ポスターに描かれた、壁の向こうに広がる青空は、アナボリックレジスタンスをコントロールした栄養ケアによって、栄養治療が新たな段階へと進んでいく未来を象徴しています。JSPEN2027を通じて、多職種が協働しながらアナボリックレジスタンスという難題に向き合い、日常診療における栄養治療の質がさらに向上していくことを願い、このポスターを制作しました。
※まだご覧になったことのない方は、YouTubeで「Apple 1984 CM」などと検索して、ぜひ一度ご覧ください。