来てたんせ秋田

来年11月の生殖医学会開催に向けて準備をはじめています。
日本の中心から眺めると当地はとても遠い場所です。
今回の学会で秋田をはじめて訪れてくださる方々も沢山いらっしゃるとおもいます。
このコラムでは当地の素敵なスポットや話題を医局の皆と輪番で紹介してまいります。
秋田ご訪問のご参考になればうれしいです。
令和7年10月23日 寺田幸弘

第9回(ナガハマコーヒー)

1982年創業の秋田県内10店舗に加え、岩手県盛岡市にも展開するオレンジ色の店構えが目印のご当地カフェです。
クラシフィカドール(コーヒー鑑定士)の資格を持つスタッフが厳選した、他のコーヒーチェーン店とは一線を画す味わいのコーヒーを楽しむ事ができます。
筆者は休日の昼下がりに訪れ、コクと甘みのあるナガハマブレンドドリップコーヒー(ホット)を頼み、お洒落な店内で至福のひと時を楽しませていただく事が多いです。ブラックコーヒーを注文すると、とってもソフトで何個も食べたくなってしまう丁度いい甘さのスフレが添えられてきます。

お腹が空いている時間帯には目玉焼きやトーストを楽しめるモーニング、絶品のパスタやガパオライスを楽しめるランチ営業もあり、そちらもオススメです。
スフレ・ケーキなどのスイーツ、コーヒー豆、ドリップコーヒー、マグカップ、コーヒー器具の販売もあり、お土産にもってこいです。
県外からいらっしゃる皆様には秋田空港店、秋田駅店、山王店が立ち寄りやすいかと思いますので是非至福の時間を過ごしてみてください。

(並木 竜介)

第8回(大森山動物園・鳥海山 木のおもちゃ館)

高校卒業後から秋田を離れていましたが、今年度から秋田に帰ってきました。秋田の魅力を再発見しています。子育て中ということもあり、子供に好評だった施設をご紹介させていただきます。

大森山動物園

秋田市街地から車で20分程度のところに大森山動物園があります。
ゾウやキリン、サル、カピバラ、カワウソ、レッサーパンダなど約90種類の動物を観察することができます。色々な種類の動物がいますが、中でもおすすめなのが「トラ」・「ペンギン」です。トラは以前訪れたときには雄叫びをあげており、迫力満点でした。ペンギンは間近で泳いでいる姿をみることができ、人懐っこく人の近くに寄ってきます。時間が合えば美味しそうに餌を食べている姿を見られることも。また動物園内には遊園地やアスレチック施設もあり数時間楽しめます。

画像提供:秋田市

鳥海山 木のおもちゃ館

由利本荘市にあり、秋田市からは車で約1時間、電車でも行くことができます。
車を使う場合は一般道を通ると日本海がみえてとても綺麗です。
鳥海山 木のおもちゃ館は廃校となった小学校を活用している施設で、大人は懐かしい気持ちになると思います。また施設内に入ると木の匂いに包まれ、とても癒されます。
木のボールプールや木のおままごとセット、木の乗り物に木のアスレチック等、本当に木のおもちゃだらけです。外には公園もあり、施設内には食堂もあるためこちらも数時間楽しめます。

画像提供: 秋田県

ぜひ秋田をお楽しみいただけたら嬉しいです。

(佐藤友里恵)

第7回(なまはげ)

県外の方が「なまはげ知ってますか」と言われたら、包丁を持って「泣く子はいねがぁ(いないか)」と大声を出して周る鬼のイメージを思い浮かべると思います。果たして彼らはなぜ存在するのか、どこに住んでいるのか、ご存じでしょうか。

なまはげは、秋田市から日本海側へ車で1時間ほどのところにある、男鹿地方の伝統行事として、本来は年末だけに山から下りてくる神の使いです。各家庭を巡り、悪事に訓戒を与え、厄災を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神として「怠け者はいねが。泣く子はいねが」と練り歩きます。ですので、イベントでもない限り、秋田犬のように秋田市内を歩いていても出くわしたりはしません 笑。なまはげの語源は「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものと云われています。ナモミとは炉端にかじりついていると手足にできる火型(低温やけど痕)のこと。それを剥ぎ取って怠け者を戒めるのがなまはげです。

「なまはげ館」という、いつでもなまはげに会える施設が男鹿半島にあります。最近シロクマの子供が生まれた男鹿水族館GAOから近いので、もしご家族でレンタカーなどで遊びに行く際は、寄ってみてはいかがでしょうか。古民家の囲炉裏を模した畳に座っていると、外から大声をあげてなまはげが来ます。近くに来ます。子供は泣きます。結構大人でも怖いです。10年前に行ったきりなので、最近はコンプライアンス関連で過剰におどかすことは無いかもしれませんが、雰囲気は十分に味わえると思います。

従来は、雪のぬかるみを歩いてきたなまはげが土足で家の畳の上などを歩くので、家の人は掃除が大変だったものの、神の使いなのでごちそうとお酒をふるまったようです。最近は、玄関で長靴を脱いだり、(なまはげが!)行儀よく子供を叱ったり、事前に上がってよいかどうか一軒一軒聞いて回ったりと、ユネスコ無形文化遺産認定をうけている伝統行事も、時代とともに変わっていくのはなんとも感慨深いです。

どうしても秋田市内で会いたい方は、秋田駅前の「秋田長屋酒場」へどうぞ。玄関にいるなまはげ人形が目印です。毎日19時からなまはげと民謡の演出が楽しめますが、事前に確認と予約をお勧めします。

(文中のなまはげの説明は、なまはげ伝承館から一部引用しています。)

(三浦広志)
写真提供/男鹿なび

第6回(しょっつる・だまこ・ぼだっこ)

県外から秋田に赴任して一年が経ちました。せっかく地域に身を置くのなら、観光では触れにくい“暮らしの味”を知りたいと思い、日々の買い物のなかで秋田ならではの食材を探すようになりました。きりたんぽや稲庭うどんといった定番の名産ももちろん魅力的ですが、県外出身の私にとって特に印象に残ったのは、しょっつる・だまこ・ぼだっこの三つです。どれも赴任前には馴染みのないものでしたが、今ではお土産として勧めたい一品となりました。

まず、秋田を代表する魚醬であるしょっつるです。初めて見たときは、ナンプラーのような強い香りを想像しましたが、実際はそれとは異なる奥深い旨味があります。少量加えるだけで料理全体の味が引き締まり、鍋物やスープ、野菜炒めなど幅広く活用できます。小瓶で販売されており、スーパーでも容易に手に入るため、持ち帰りやすさの点でもお土産向きです。

次に、地元の家庭料理として親しまれているだまこです。きりたんぽよりも柔らかく、丸い形状が特徴で、“お団子型きりたんぽ”と言うと県外の方にもイメージしやすいかもしれません。鍋に入れると程よい弾力があり、食べ応えがあります。真空パックの商品に加え、近隣のスーパーでも手軽に購入できますが、賞味期限が比較的短い点には注意が必要です。「初めて見た」という反応が多く、話題性のある土産としても適しています。

最後に、秋田の冬の保存食として知られるぼだっこ(塩鮭)です。塩分がしっかり効いており、ご飯のお供としてはもちろん、酒肴としても存在感があります。秋田駅や空港の売店では瓶詰のぼだっこも取り扱われており、常温で持ち運べる点が便利です。

一年という限られた滞在期間ではありますが、生活の中で出会ったこれらの食材で地域文化を感じることができました。ほかにも秋田で出会えた食材は多数ありますが、秋田土産としてはこれら三つの味を紹介させていただきました。

(谷口優羽)
東北医科薬科大学産婦人科専攻医
令和7年4月から令和8年3月まで秋田大学産婦人科で専攻医研修

画像提供:秋田県

第5回(吾作ラーメン)

【秋田グルメ】県民が愛してやまない至高のソウルフード「吾作ラーメン」の魅力

秋田を訪れたなら、絶対に外せない一杯があります。それが、昭和40年の創業以来「味とのれんを大切にする店」として県民に親しまれている「吾作(ごさく)ラーメン」です。
吾作の最大の特徴は、豚骨と新鮮な野菜の旨味が凝縮された、どこか懐かしくも力強いスープ。そこに自社工場で打たれるコシの強い中太縮れ麺が絶妙に絡みます。
看板メニューの「味噌ラーメン」にバターをトッピングするスタイルが王道ですが、個人的には「醤油ラーメン薬味ネギ」の一択です。キレのある醤油スープにネギの香りが加わり、素材の旨味がより一層際立ちます。
秋田のDNAに刻まれた「本物の味」。学会にお越しの皆様も、ぜひその暖簾をくぐり、熱烈な支持を受ける伝統の一杯を味わってみてください。
秋田市内には秋田大学医学部附属病院から徒歩1分の広面店のほかに2店舗あります。学会場からは山王店が最寄り(タクシーで5分)です。

左から味噌バター+チャーシュー丼、醤油薬味ネギ+餃子セット(半ライス)

(平川威夫)

第4回(ポートタワー・セリオン)

秋田市北部、日本海に面した港湾エリアに建つ「ポートタワー・セリオン」は、秋田港のシンボルとして親しまれている展望タワーです。高さ143mのタワーには無料で360度の大パノラマを楽しめる展望室があり、天候に恵まれた日には日本海の水平線や男鹿半島、秋田市街地までを一望することができます。

展望室は屋内型のため、季節や天候を問わず気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。秋田駅からは車・タクシーで約20分の距離にあり、学会期間中や旅行で時間に余裕がある際に訪れたい場所です。男鹿半島方面へ足を伸ばす際に立ち寄ることもできます。特に夕方から日没にかけては、海と空の色がゆっくりと変化し、静かな時間が流れます。

3階展望ホールの窓には、秋田出身のプロ野球選手・吉田輝星投手のサインがあり、地元ゆかりの話題として立ち寄った際の小さな楽しみのひとつです。併設施設には特産品を扱う売店もあり、お土産選びにも便利です。派手な観光地ではありませんが、機会があればお立ち寄りください。

(藤島綾香)
画像提供:秋田市

第3回(角館・武家屋敷)

秋田を代表する観光地・角館は、武家屋敷の街並みが今もなお美しく残る「みちのくの小京都」として知られています。春の桜が有名ですが、秋の紅葉も大変美しく、黒塀に包まれた武家屋敷通りを彩るモミジ、カエデ、イチョウの紅葉はとても趣深いです。石黒家や青柳家など一部施設では、内部の見学も受け付けており、外観だけでなく屋内でも当時の武家の暮らしぶりをご覧になれます。カフェや甘味処も多く点在し、散策の合間にひと息つくのもおすすめです。

秋田新幹線をご利用の方は、角館駅で下車いただくと、駅から武家屋敷通りまでは徒歩圏内で、アクセスの良さも魅力です。例年ですと10月下旬から11月上旬、学会開催時期に紅葉の見頃を迎えます。学会参加の行き帰りにぜひ少し足を伸ばしていただき、歴史ある建物と季節の彩りをお楽しみください。

(津谷明香里)

第2回(秋田犬ステーション)

秋田犬ステーション(秋田キャッスルホテル隣 なかいち1階)

生殖医学会開催地である秋田キャッスルホテル隣のなかいち1階には、秋田を代表する伝統犬種「秋田犬」と出会える体験型スポットがあります。秋田犬は、ふわふわの毛と、くりんとしたしっぽ、ピンと立った耳がとてもかわいい、日本を代表する犬種です。有名な「ハチ公」も秋田犬で、飼い主さんをずっと待ち続けたことで、忠誠心が高く、世界的にもしられています。そんな秋田犬が日替わりで登場し、愛らしい表情や穏やかな性格を間近でみることができるスポットです。また秋田犬モチーフにしたオリジナルグッズやお土産にぴったりの商品も販売しています。

学会の合間に是非立ち寄って、可愛らしい秋田犬に癒されてください。

(熊澤由紀代)

第1回(秋田国際ダリア園)

秋田国際ダリア園(検索は容易にできます)

秋田空港から市内に向かい5分ほど車にゆられると雄物川沿いの「秋田国際ダリア園」の案内看板がご覧になれます。左折して道なりにゆくと5分ほどで花園につきます。

園長さんは情熱的かつ面白いかたで、数々の新品種を開発されています。ひまわりの大輪に比するくらいの大花や、かわいいポンポン菊のような花までたくさんの品種が咲き誇っています。例年通りですと学会終了後の週末で閉園になりますが、まだそのころは花盛りです。

私の予想ですが、学会終了後の令和8年11月7日、8日は閉園に向けて刈り取った見事なダリアの花をいくらでも持って帰ることができます。また、気に入った種類があれば予約すると春に丁寧に包装された球根が届きます。我が家の庭も華やかな赤の「なまはげマジック」や紫の「なまはげkousei(甲子園で頑張った金足農業のエースの名前、紫はチームカラー)」が咲き誇っています。

先日妻、柴犬と秋晴れのなか見事なダリアを楽しんできました。

空港でレンタカーをお借りになった方は是非寄ってみてくださいね。

(寺田幸弘)