会長挨拶

堀 裕一

第33回日本シェーグレン症候群学会学術集会

会長 堀 裕一

(東邦大学医学部眼科学講座 教授)

この度、2025年9月19日(金)~20日(土)に、コングレスクエア羽田にて第33回日本シェーグレン症候群学会学術集会を主宰させていただきます。歴史ある日本シェーグレン症候群学会学術集会に関わることができることを大変光栄に存じます。関係の皆様に心より感謝申し上げます。

学会のテーマは、「シェーグレン症候群の痛みと乾きを考える」といたしました。私は眼科医として、長年にわたりドライアイに関する基礎および臨床研究に携わってまいりました。シェーグレン症候群の患者様にとって、目の乾きや痛みは日常生活に大きな影響を与える症状です。ドライアイは、単なる乾きだけではなく、痛みや異物感、視力低下などのさまざまな症状を引き起こし、さらには体やこころの健康にも悪影響を及ぼすことが知られています。このような症状のメカニズムを理解し、包括的な治療を行うことは、患者様の生活の質を向上させるために極めて重要です。本学会では、シェーグレン症候群における痛みと乾燥に焦点を当て、最新の研究成果と臨床知見を共有する場を提供したいと考えます。

本学会では、各分野のエキスパートの先生方によるご講演を予定しており、シェーグレン症候群に対する最新の知見を多角的な視点から学ぶことができると思います。これまでシェーグレン症候群学会に参加されたことのない研究者や医師、メディカルスタッフの皆様にも、ぜひこの機会に多数ご参加いただきたいと考えております。診療科横断的なアプローチにより、さまざまな専門家が協力し合い、新しい知見と治療法が生まれることを期待しております。

今回の学会は、羽田空港近隣の「天空橋」での開催となります。アクセスの良さに加え、最新の設備を誇る会場で、皆様には快適に学術交流を行っていただける環境をご用意しています。新しい場所で、より活発な議論が行われ、新たな発見や学びが生まれることを期待しています。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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